メゾン 道の果て

6月30日

 松原団地解体最終章。
 獨協大学前と名前を変えた、旧松原団地駅西口から広がる集合住宅群は、1km余り離れた国道4号バイパスにまで達していました。
 その建物群が老朽化に伴い建て替えが始まったのが、かれこれ10年以上も前のこと。
 解体作業は駅に近い場所から順次進められ、現在、駅周辺は高層化された新しい団地建物がやや不規則な恰好で林立し、住居がコンパクトに集約化された感があります。
 一方駅から離れたエリアにあった建物は、建て替え開始から10数年経っても手つかずのまま最後まで残っていましたが、令和を迎えた今になって、ついに取り壊しが始まりました。

 写真は国道4号バイパスから。駅からは徒歩20〜25分くらいの場所になり、この団地内にも路線バスが巡回していました。
 各棟とも4階建てで、1棟あたり40世帯とか、24世帯とかの規模で人が住んでいたと思われます。
 昭和40年代、高度成長期の雰囲気を今に伝えていましたが、さすがに寄る年波には勝てないようです。

 駅周辺は新建物造成、その外側エリアは大きな公園ができたり、他の不動産事業者に渡って別のコンセプトの中高層集合住宅が建てられたりと、かつてのマンモス団地独特の統一感がなくなって普遍化しているのは、団地に親しんだ世代としては若干の寂しさを感じます。今回の解体でまた広大な土地が生み出されますが、一体どのように活用されていくのでしょうか。5年後の変化がまた楽しみです。


6月24日

 今シーズンも、プランターでの野菜苗育てに取り組んでいます。
 メンバーは昨年と同じで、きゅうり,メロン,カボチャ,西瓜,オクラ,小松菜といった面々です。
 空き鉢と土がさらに余ったので、昨年よりも育てている株数が増えています。

 今シーズンは種まきや植え替えのタイミングが少し遅れたせいか?昨年の同じ時期に撮影した写真よりも一回り小さいようです。しかし西瓜はきゅうりはここ1週間で本格的な成長が始まり、きゅうりは黄色い雄花を付けるようになりました。
 作物の種類によって水やりが多く必要なものと不必要なものとがあるようで、きゅうりや小松菜は前者にあたります。梅雨の合間の晴れ続きに、水やりを数日間止めていたら、小松菜はぐったりと葉を垂らし、きゅうりは1株が枯れかかってしまいました。水をあげると、小松菜はその翌日に葉っぱを空に向けてぴんと伸ばし、面白いように元気を取り戻していました。きゅうりは枯れた葉の茎分かれから新しい葉を出し、生命力をアピールしているようでした。
 一方メロンは昨シーズン、水やりが原因なのか5株が全滅した経験があり、反省として今回はできるだけ水をやらないようにして根腐れを防ぐ方策をとりました。今のところは各株とも生育状況は順調ですが、しばらくは注意が必要なようです。

 小松菜は、昨シーズンは秋にも種をまき、冬を越しました。冬越しした株は春を迎えると花茎を急速に伸ばします。収穫はこの段階でしますが、花が咲くのが見たかったので3株ほど残し、「菜の花」を楽しみました。そして種もたくさん採集することができました。
 今シーズンの種も4月にまき、5月に植え替えをして育てています。鳥と虫(バッタ)両方の食害に備え、植え替えと同時に防虫ネットをかぶせておいたのですが、それにもかかわらず2週間ほどで、ネットの内側から葉が虫食いだらけに。
 一体なぜ。ネットを外して調べると、何と、青虫(モンシロチョウの幼虫)が5匹、葉の裏を元気にはいずり回っていた!!どうやら蝶が防虫ネットの上から産卵し、卵からかえった幼虫がわずか1mm四方の小さな網をかいくぐって侵入し葉を食い荒らしていたようで。防虫ネットも万能ではないということに気付かされました。
 青虫を追放し、ネットを取り外したら、今度はたくさんの蟻が小松菜にまとわりついている。よく見ると、葉の裏に無数のアブラムシがびっしりついているではありませんか!成長に悪影響となるので、1枚ずつ丁寧に鉢の外に払い落とし、お引き取り願いました。
 鳥にバッタに青虫にアブラムシに。小松菜の無農薬栽培は、天敵との闘いの日々でもあります。



6月15日

 毎週日曜日は、自転車に乗ってトレーニングがてら買い物に出かけるのが習慣になっています。
 立ち寄り先は主に地場スーパーやディスカウント店。
 同じ業種のお店でも、どの分野を得意とするか、どの品目が安くなっているかは、業者ごとに特色が違ってきます。
 例えばドン・キホーテでは約2〜3週間おきに、新たなお菓子が安く販売されたり。
 別の地場スーパーでは、少し早い時間帯から菓子パンの値引きが始まっていたり。
 目的に応じて、それぞれの店でこれを買おう、としているものをほぼ決めています。

 そんな中、最近通うことが多くなったのが「ジェーソン」。
 関東一円に多数の店舗を展開しているディスカウント店で、自宅から自転車圏内だけでも4軒確認しています。
 ジェーソンの特徴は、清涼飲料が大量に販売していて安いこと。
 どこの店でも、段ボール箱を積んで並べただけの殺風景な店内ですが、
 清涼飲料に関しては格段に充実していて、店内のレーンまるごと2列分がこれで占められています。
 メーカーも大手中小様々揃い、500ml入りペットボトル1本50円台が半ば常識のようになっています。
 賞味期限間近の値引きも多く、期限まで1ヶ月を切ると同1本31円(税込、以下同)とか。
 先日も、期限1週間前の缶入りほうじ茶ラテが1本9円(!)で売っていて、思わず衝動買いしてしまいました。
 また季節外商品は賞味期限に関係なく値下がりしていて、缶入りコーンスープが20円で販売中。
 清涼飲料以外では商品のアイテムは多くない印象ですが、賞味期限あと1日の粉茶が1kg入り52円(!!)で売っていたなど、まれに大当たりがあるのでチェックが欠かせなくなりました。
 生鮮品以外での賞味期限間近の値引き販売はここと、ドン・キホーテでたまにある位で、スーパー業界全体ではまだ多くないと思われます。その裏では、いわゆる3分の1ルールで多くの食品が賞味期限を待たずに処分されているという現実があります。食品ロスが社会問題としてクローズアップされる今、儲けは少ないかもしれませんが廃棄で全損するよりは収入が入るので、業界を挙げて、賞味期限がコントロールされた値引き販売を推進してほしいと思います。

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