メゾン 道の果て

9月30日

 昨年もこのネタを書きましたが、会社でのテレワーク(在宅勤務,遠隔勤務)実践を今年の夏も進めていました。
 5月から異動になり、営業現場の事務をサポートする業務を受け持っています。主にお客様からの書類をデータで受け取り、これを営業に転送するのが中心ですが、一部で紙に出力して配布→営業部門で承認印を押印、というプロセスが残っており、これを電子化できないかについては部門の課題となっています。また、そもそも契約書類への社印等押印は紙で行なうものであり、これが残る限り会社への出勤は必要です。それでも会社の方針により、可能な限りのテレワークの実践を求められています。
 我が営業事務チームも、前述の理由から全員が一斉にとはいきませんが、日程を決めて交代でテレワーク勤務を実行しました。僕も今月の1日を在宅勤務とし、会社のパソコンの内容を仮想表示できる仕組みでデータ処理を進め、必要に応じてSkypeで相手方の画面を表示させながら連絡を取り合いました。一部音声通話に若干の難は残るものの、営業事務業務においてもほぼ問題なく通信はできたというのが感想です。
 一方営業部門では、8月の1週間連続で一斉テレワーク勤務が実行されました。普段は多くの営業担当者が出入りする営業フロアから人がほとんどいなくなり、電気も消灯されました。ひたすらしんと静かな環境で営業事務チームだけが残って作業を進める異様な状況でしたが、完全テレワーク化が難しいと云っていた営業部門でも、やればできるんだなあ、と驚きました。

 先週、東京メトロの電車車内テレビに表示されていたニュースによると、今年のテレワーク・デイズ実施期間中の東京都心部の混雑削減効果は約4%だったとのこと。オリンピック・パラリンピックに向けた混雑緩和が目的で、それを各企業に求められている、ととらえられがちですが、実際はこれに関係なく通勤時の混雑緩和,育児や介護などにかかる精神的負担の軽減,さらに時間や場所にとらわれない自由な働き方を各個人ができるようにするのが主旨で、それが「働き方改革」という言葉に集約されています。
 ただ現実には働き方改革との呼びかけに、人の意識や一部のシステムがまだ追いついていない現状もあります。一斉テレワーク実施中にシステムの混雑でログインに時間がかかるといった問題はまだ完全には解消されていません。またそれ以上に、会社に出社して仕事をするものという意識の改革はなかなか難しい部分があります。


9月23日

 スマートフォンに続いて、新型パソコンも購入しました。

 左側(赤)が在来機のFMV LIFEBOOK AH56/GN、右側(黒)が今回導入した最新型のFMV LIFEBOOK WA1/D1です。新旧両機には7年半の差があり、一見するとどちらも似ているように見えますが、さすがに新機種の方が余分なパーツ分割線がなくなるなど、細部のデザインが洗練されています。重量は在来機2.6kgに対し新型は2.2kgで、ハードディスクのない分か少し軽くなっています。テレビCMでやっているような「扇げる」軽さではありませんが。
 左側の在来機を購入して早いもので7年半が経ちますが、ビデオ編集を考慮して高性能CPUのCore-i7搭載機種を選んだおかげで、現在でも性能面でこれといった不満点はありません。
 しかしOSがWindows7なので来年1月にはサポートの期限切れとなり、このまま使い続けるとセキュリティ面での危険があります。Windows10へのアップグレードも1度はしましたが、本機との相性が良くなく毎回起動ごとにパッチ更新の動作が入って立ち上がりに支障が出たばかりか、ハードディスクがクラッシュして交換する事態に。
交換後は元のWindows7に戻して使用しています。
 ちょうど会社の在宅勤務奨励施策として従業員の最新パソコン購入に補助金が出ることになり、同時に10月に消費税率が上がることもあって、この機会にパソコンも更新することに決めました。

 今回機種のポイントは、
・ハードディスクを導入せず、SSD(フラッシュメモリー)を搭載したこと。
 前代機では3年目と5年目に合計2回、ハードディスク破損で交換したことがあり、またハードディスクは衝撃に弱いことから持ち運びなど取り扱いに慎重さが求められていました。SSDを導入すればこれらの心配はなくなり、同時に起動のスピードアップにも寄与します。
・メモリーを8GBに増強
 在来機は起動時間約1分余りで、そのさらに前の代が5分かかっていたのに比べると劇的にスピードアップしていますが、今回は予算内でさらなる性能強化を目指し、メモリーを在来機の4GBに比べて倍の8GBとしました。結果、在来機の半分となる30秒でページが表示できるようになりました。
 CPUは今回もIntel Core-i7で、第7世代のものです。処理速度的には在来機の1.5倍程度しか速くなっていません。昔は5年間で処理速度が10倍、10年で100倍などと急速な進化を遂げていたのですが、ここ数年間は性能強化では頭打ちになっているようで、パソコン起動にかかる時間の短縮はメモリーなど他の部分の改良によるところが大きいです。
・Office2019の導入
 在来機ではMS-Officeソフトを導入せず、互換ソフトで安く上げていました。編集でExcelやWordを使用したいときは前々代機のデスクトップパソコンをスタンドアローンで起動し、USBメモリーを介してデータをやりとりしていました。このような運用は不都合が多く、最新機ではOfficeソフトをインストールすることにしました。
 なお、在来機はブルーレイドライブも搭載していましたが、過去の実績からしてブルーレイディスクに書き込んだりブルーレイの録画データをパソコンで見たりする機会は少なかったので、今回はブルーレイは導入せずDVDマルチまでとしています。

 この週末で新型パソコンのセットアップを行ないました。この所要時間も大きく短縮された印象で、さらに薄くなったセットアップガイドの通りに進めて、1時間ほどで完了しました。起動もシャットダウンの時間も短くなったし、これからの時代にふさわしいパソコンとして愛用してゆきます。


9月15日

 スマートフォンを買い替えました。

 スマホデビューして5年間、写真左のドコモF-10Dを使い続けてきましたが、最近では使っていてストレスも多く感じるようになってきました。具体的には、
・外出中、IP電話が着信しない。
・外出中、メールの送信ができない。またリアルタイム着信もしない。
・一度地面に落としてガラスを破損した。交換修理に出すと数万円かかる。
・ワンセグテレビのアンテナが折れ、受信感度が低くなった。アンテナ部品は販売されていない。
・電池の減り方が早くなり、フル充電しても1日で使い切るようになってきた。
・電池残量が15%以下になったときに充電しようとすると、勝手に強制OFF→再起動を繰り返す。
・勝手に再起動されると、歩数計の集計結果が勝手に少なく書き換えられる。
・Androidのバージョン4.2では、Yahooアプリが対応しなくなった。
 などなど。
 さらに先月、妻がガラケーをようやく卒業し、最新のソニー製スマートフォンに切り替えました。10月の消費税率引き上げ対策と、携帯電話会社からのキャンペーンが理由だったのですが、最新機種は機能も充実し操作性も良く、自分の端末も少しはアップデートしなければ、と考えるきっかけとなりました。

 今回も秋葉原に立ち寄り、中古携帯端末販売店で購入したのは写真右のドコモF-02H。4年前の年末に発売された機種で、本体多少擦り傷あるものの動作支障なし、値段は税込で9,914円でした。妻の最新機種が諸費用込みで5万円くらいしたのに比べ、圧倒的に安く入手しています。
 帰宅後、自宅の無線LANに接続して各種アプリをアップデートします。またIP電話もインストールして、LAN環境下で使用可能にします。
 続いてSIMカードの切り替えを行ないます。旧端末はMicroSIM、新端末は現在の標準となっているNanoSIMと、サイズが違うので単純にカードの移し替えでという訳にいきません。そこでプロバイダーに、NanoSIMへの切り替えの連絡をします。手数料3,240円で新しいカードが送付されます。
 手続きにあたってプロバイダー窓口から告げられたのが、旧カードへの電波を停止する手続きをとるので、新カードが届けられるまで数日間、通信ができなくなること。実際、連絡した翌日の昼から旧端末(MicroSIM)への電波が止まり、外出先で多少の不便がありました。
 一方新しいNanoSIMカードの到着も早く、そのさらに翌日には自宅に届けられています。新端末にNanoSIMを差し込み、設定をすると携帯電波が届き、SMSもIP電話も利用できるようになりました。今まで旧端末でIP電話やメールが満足に使えなかったのは旧端末のアンテナ自体の不具合が原因か?

 新旧機種ともに同じ富士通arrowsとはいえ、発売時期3年ほどの差なのに操作性が大きく変わって戸惑っています。ボタンの位置や機能、表示されるアイコンの意味、ワンセグテレビの使い勝手..ほぼ一から出直しの状態で、ダウンロードした取扱説明書を開いて格闘する毎日です。

BACK道の果て バックナンバーへ
TOPトップへ戻る