メゾン 道の果て

8月31日

 外出時の連絡手段として利用してきた無料SIMカード「So-net 0SIM」が、本日31日をもってサービス終了となります。
 「0SIM」を導入したのは4年前。それまでは月480円(税込、SMSなしの場合)の低速回線を利用してきましたが、高速回線が500MBまで無料、という話に乗って切り替え、以来4年と3ヶ月余りに渡って愛用してきました。この間、500MBを超えたことは一度もなく、毎月払った料金も別途SMS利用料165円〜(税込)とユニバーサルサービス料のみで、通信費用の低減に大いに貢献してきました。
 高速通信を無料で提供して採算が合うのか、と要らぬ心配も書いたりしていましたが、実際にこれまで4年余りほぼ無料でサービスを受けられました。しかしそれも限度があったのでしょうか、今年に入って「0SIM」のサービス終了が発表され、各会員には後継の「nuro mobile」に切り替えるよう、メールで案内が送られてきました。
 nuro mobileは最安のコースで月330円(税込)と有料化される上、このコースでも高速利用できるデータは現在の半分以下、200MBに制限され使い勝手はかなり悪くなります。ただ4月以降の在宅勤務化で通勤自体ほぼ皆無となり、移動中に通信する機会もなくなったことから実態としてはデータ量をほとんど使っていません。
 他社プロバイダーとの料金比較もしてみました。他社には税込200円/月 を切るコースもありましたが、データ量が月100MBまでとなり、万一外出先でオンライン会議参加や動画再生(同席した人と一緒に自分の動画を見る..)などがあったときに対応できなくなるおそれがあることから安全策でnuro mobileでの継続としました。
 無料高速通信のサービスがなくなることは大変惜しまれますが、4年前までの水準から考えると月300円程度であれは出してもよいという判断になるでしょうか。


8月22日

 家を建てて10年を経過すると、やはり細かいところでほころびが始まるようです。以前に書いた外壁塗装や防蟻工事を始め、住まいにかかわる出費が多いです。
 春、台所の流しの排水管が詰まって水が流れない事態が発生しました。地元の業者を呼んで調べてもらったところ、排水管にぎっしりと油が詰まって固まっていました。ちりも積もれば、ではないですが、毎日の食器洗いで排出されたわずかな油成分も、10年間積み重なるととんでもない状態になってしまうのですね。清掃ついでにその業者さんの勧めで、これまた10年使っていたガスコンロを新しいものに交換しました。こちらは問題なく使っていたものですが、ガス業者の乗り換えも同時にすれば値引きするとの文句で取り替えています。

 今月初めにはエアコンの内部清掃も、別の業者に依頼しました。夏になると居間と寝室の冷房は毎日使うようになり、フィルター清掃を繰り返しても冷房の効きが悪くなってきたのと、内部の経年による汚れが気になったので、専門の業者に分解清掃をお願いすることにしました。
 作業所要時間は居間と寝室2台の同時進行で約2時間半くらい。室内機本体のカバーやフィルター,部品を取り外し、内部機構が露出した状態からビニールシートで覆い、専用の洗剤を吹き付けて冷房を作動させます。20分ほど動かすと黒い汚れ成分が浮き出て洗浄水が真っ黒になってバケツにたまってきます。10年間の汚れがどれだけのものなのか物語ります。その間清掃員さんは取り外したカバーや部品,室外機などを外でていねいに洗っています。内部洗浄が終わると取り外した部品を元通り組み戻して作業完了です。
 清掃後のエアコンを使ってみると、びっくりするほど冷え具合が良くなりました。設定温度に達する時間が今までの半分くらいで済み、それだけ電気代も抑えられます。エアコンの分解組立は素人には難しいので、業者に依頼して正解です。
 今年の夏は長雨から一転して猛暑続き、毎日の在宅勤務で冷房を使う時間も増えていますが、細かい清掃と大きな修繕を組み合わせて、いつまでも快適に過ごせるようにしたいものです。


8月10日

 段ボールでプラレール車体第2弾。今回は東武10030系を作りました。

 東武10030系は、前回5月に作った8000系と並ぶ現在の東武鉄道を代表する通勤車輌形式で、伊勢崎線や東上線では主力として大活躍しています。プラレールで伊勢崎線の、特に北千住以南や久喜以北を再現するのであればこの形式は外せないので、段ボール車体構想の初期から実現方法を模索していました。
 軽量ステンレス車体の10030系は、ステンレス独特のメタリックな輝きを持っています。この再現にはアルミテープを利用しました。アルミテープには100円ショップでも入手できる艶ありと、DIY店で400円前後で販売されている艶消しの2種類がありますが、この形式の場合は艶消しを使った方が実感的です。他の形式車種では艶ありを使ったり、部位によって艶の有無を組み合わせたりするのがよい事例もあります。
 車体への描画は、透明フィルムステッカーラベル(艶あり)にカラープリンターで印刷する方法にしました。透明ラベルはA4サイズで10枚入り約1,500円近くとやや高価な買い物ですが、はがして貼り直しを繰り返しても印刷結果が色落ちすることはなく耐久性に優れています。ひっかき傷などがつきやすいアルミテープを保護する役割があることにも後で気が付きました。メタリックシルバーのフィルムラベルも販売されていますが、1枚当たり300円近くなりコストが高くなることや、販売している店が少ないので見送っています。
 車体図面を透明フィルムに印刷し、やや大きめにカットしてアルミテープに貼ってゆきます。何の気なしに貼っていると気泡がすぐに入ってしまい、仕上がりが見苦しくなります。気泡が入らないように注意しながら、端から丁寧に少しずつ密着させる必要がありますが、気泡が入ってしまっても、一旦はがして貼り直しすればその気泡を消すことができます。何度も貼り直しを繰り返し少しずつ進めることで、自分の技術も向上します。

 実物の車体にはビードと呼ばれる横線の凸状の補強がありますが、この再現も頭を悩ませました。最初は印刷のだまし絵の手法で白と黒の線を組み合わせて再現しようとしたのですが、白い紙に印刷する前提で作られている一般のカラープリンターで白色を設定し印刷しようとすると、白のインクがないことから「無色透明」化。ということは白と黒の組み合わせ部分もただの黒い線になってしまい、実感的なビードが再現できません。
 ところが、ひょんなことから解決法が見つかりました。アルミテープに引っかき傷を付けてしまったときに、傷の部分が白く光っているのを発見し、これを応用すればビードの光り具合が表現できる、と気づきました。早速ビードの黒線印刷をカッターの背でけがくと、かなり忠実な光り具合が再現できました。
 あとは前回の8000系同様に窓やドアの開口部を切り抜き、内張りと組み合わせて車体に貼ります。アルミテープは最初から全面シールになっているので、写真用紙のように両面テープを切り貼りする手間がなく作業がはかどります。
 ステンレス車体の再現は未知への挑戦でかなり苦心を重ねましたが、3ヶ月かかってようやく形にすることができました。既製品ステンレスカーの東急2代目5000系と並べてもあまり遜色ない仕上がりに、自己満足に浸っています(笑)。
 図面データも公開しました。そしてこれを見た多くの人が実際に図面を印刷して組み立て、プラレール車体自作のムーブメントが広がってくれれば、とひそかに思っています。

・図面,動画はこちらで公開中。
 別館サイト「プラレール車体自作推進室(仮)」  


8月1日

 例年ならば学校の夏休みがとっくに始まり、子供達は毎日遊んで楽しく過ごしている頃ですが、今年は7月いっぱい1学期の授業が行なわれ、昨日7月31日に終業式を迎えました。
 6月に段階的に始まった1学期は18日頃から平常体制の授業に戻り、週1回の6時間授業や、7月には土曜日に給食付きで5時間授業をしたり(1回)などして、学習の遅れを必死に取り戻しています。幸い学校関連でウイルス感染者はなく、また近隣の町で出た集団食中毒とかもなく、無事に1学期を終えることができました。
 今年の夏休みは、春休みが異常に長かった反動でわずか2週間余りしかなく、8月17日には早くも2学期が繰り上げスタートとなります。運動会やその練習などの中止分も充てて授業時間を確保していますがそれでも追いついていないようです。
 夏休みの宿題も渡されました。内容は書写の硬筆練習、ミニトマトの観察カード、国語算数のプリント、算数の掛け算カードの読み上げのみで必要最小限です。絵画や作文など自由課題の提出は今年は任意となりました。なわとびの課題もありません。

 短い夏休み、いつもだったらどこかに遠出したくなりますが、今年はそれを大っぴらにできない状況にあります。
 コロナウイルスの感染者数が7月に入って急増し、全国で毎日1000人ずつ増えて気が付けば37000人台になっています。3月末で2700人だったことを考えると4ヶ月間で10倍増。この状況下で、去年のように大型テーマパークなど混雑スポットに子供連れで行くのは気が引けます。
 長かった梅雨も8月初にようやく明ける見込みですが、どのように過ごすかはまだ考えあぐねています。


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