メゾン 道の果て

2月21日

 雑草定点観測2月編。
 乾燥した晴天が何日も続いたかと思えば急に雨が降ったり雪が積もったり、朝は冷え込んだりと植物にとって厳しいシーズンが続きますが、この寒い中でも雑草群は着実に成長し、花を付け始めています。

 自宅脇の空地では、いくつもの種類の草が開花しています。オオイヌノフグリの青,ホトケノザの赤紫,タネツケバナの白、ノボロギクの黄色,どれも小さな花ですが色とりどりです。ノボロギクは綿毛になったものも見られます。

 片隅でオランダミミナグサの花を見つけました。白い花びらが5個付く、非常に小さく分かりづらい花ですが確かにそこかしこに咲いています。3月4月につぼみを付けた状態で長く咲いていないように見えるので、いつ咲くのか気になっていましたが、どうやらつぼみのように見えるのは咲き終わった後のもののようです。

 今回から別の敷地の駐車場を観察対象に加えてみました。エノコログサ(猫じゃらし)が白く枯れているその根元で、カラスノエンドウを中心とした若草が成長しています。カラスノエンドウは1月に発芽してから1ヶ月で数センチほどの背丈になって繁茂し、株によっては紫色の花が咲いているのが見られます。自宅のプランターや近所の畑に撒かれたエンドウ豆が冬の間成長が止まっているのと対照的で、雑草魂を見せつけてくれます。枯れ草がいつどのようになくなっていくかも気になります。


2月12日

 今週の平日、自宅でいつも通り社給のノートパソコンを立ち上げようとスイッチを入れたところ、パスワード入力画面でキーが暴走して勝手に数文字分入力されてしまいネットに入れなくなりました。当然会社業務ができない状態です。
 前日までは何のトラブルもなく使えていたのに。導入からわずか半年で突然故障とは。
 外付けUSBキーボードがあればこれをつないで入力できますが、自宅のデスクトップにUSBキーボードなどないのでこの先に進めません。ひとまず社給スマホで上司と連絡を取り、修理窓口を教えてもらった上で急遽会社に出勤することとしました。

 東京都心部にある会社事務所に出勤するのは一昨年1月以来、実に2年ぶりとなります。
 故障したパソコンを持参してまずは事務所内にある修理拠点へ。窓口で症状を伝え、修理所要時間の見積もりを取ります。今回はキーボードの交換で、所要約2時間で仕上がるとのことでした。拠点にストック部品があれば当日中に修理ができるのはありがたいです。
 修理を待つ間、事務所のフロアを巡ってみます。この2年で事務所がテレワーク用に全面改装されたと聞いてはいましたが、実際に入ってみると、
 驚きの連続でした。右に1人用の個室や半個室のブース、左には立席の喫茶コーナー。個人が書類を山積みしていた机はきれいになくなり、色彩やデザインも洗練されたものとなり雰囲気が全く変わってしまいました。
 今までも長い机が多数並べられ、そこにおのおの自由席で着席して仕事をするというスタイルでしたが、リニューアル後はその長机も減った代わりに、周囲に気兼ねなく仕事ができるようにパーティションで囲った個人用ブースが多数設置され、レイアウトも大きく変化しています。この日は個人用の個室、半個室のブースはほとんど埋まっていました。在宅テレワークだと家族の目が気になる、という人も多いのでしょう。
 共用部分の喫茶コーナーは以前からあって、有料でコーヒーやお菓子類が用意されていましたが、リニューアル後は場所を移動しデザインも一新されました。新たにアイスクリームのストッカーが追加され、ビジネス書や、さらには息抜き用に漫画本も置かれるようになり、この2年間で別の会社になったのかと思うほど。フロアに人はたくさんいても、知っている人をほとんど見かけず浦島太郎状態になっています。 

 パソコンが修理から戻った後、動作確認を兼ねて事務所で少し仕事をしましたが、新しい事務所の雰囲気が自分には場違いに感じられ少し落ち着かなかったこと、それよりもマウスを持参してこなかったので(フラットポイントでは)パソコンの操作がやりづらく、結局帰宅していつも通りの在宅テレワークに戻りました。
 在宅勤務に慣れ、かつ自宅の環境が勤務にも最適化されていると、やはり自宅での勤務が一番落ち着きます。ただ今回の改装は、たまには出社してみたいと思わせるだけの魅力があり、今後何かで社員が集まる機会があればまた利用しようかな、と思いました。


2月6日

 3年半ほど前、松原団地の解体について書いたことがありましたが、
 その後どうなっているかというと、

 ご覧の通り、ひたすらだだっ広い野原になっていました。
 写真右手に見える小学校の、校舎グラウンドの敷地が10校分入ってもまだ余るほどの規模の大きさです。
 団地建物が何十棟と連なっていたのがことごとくなくなったのですから。とにかく広い訳です。

 写真手前には4号バイパスが通っています。
 ロードサイドにこれだけのスペースが創出されたら、商業用地としてはもってこいの空間になるでしょう。
 それを示すかのように、建築予定の看板が最近になって立ち並びました。
 大きく3区画に分けられ、1つはCMでおなじみの大手中古車販売店、1つは大規模ホームセンター、
 そしてもう1つは新潟県の魚介を直送する鮮魚スーパーが進出するとのことです。
 鮮魚スーパーは越谷など近隣にも既にありますが、わざわざ遠出しなくても近所で買えるようになります。
 各店ともオープンは来年春以降の予定ですが、今から楽しみにしています。

 国道沿いの店舗3区画は分かりましたが、それでも奥、駅方面に向かって広い空き地は続きます。
 残りの部分は大手住宅メーカーが戸建て住宅を370棟余り建設し、一つの新しい街が作られるようです。
 この巨大な原っぱも、2年後には大量の一戸建てに埋め尽くされるかと思うと興味深いです。

BACK道の果て バックナンバーへ
TOPトップへ戻る