メゾン 道の果て

7月31日

 近所の公園で4年ぶりに自治会の夏祭りが開催されました。子供達は思い思いに浴衣を着飾り、屋台には行列が伸びていました。マスクをしている人はほとんどいません。隣町の花火大会も復活し、遠くから時々打ち上げの音が聞こえます。コロナ禍前の夏休みが戻りつつあることを実感します。

 さて、雑草定点観測7月編になります。
 6月に除草剤が撒かれてリセットされた隣の空地は、それからわずか1ヶ月足らずで再び雑草群に覆いつくされました。主な面々は以前にも紹介したオヒシバ,メヒシバ,イヌビエなどで、6月時点ではまだ頭角を現さない種類です。逆に5〜6月に除草剤が撒かれていなかったら、ここまで夏草が繁殖することはなかったことでしょう。既に繁茂していた春草が除草剤でいなくなってくれたので、6月に発芽する夏草が遮られるものなく存分に成長力を発揮しています。



 駐車場。先月発生していた雑草群がさらに成長し、一斉に穂を垂らし始めました。エノコログサやメヒシバでした。役目を終えたイヌムギは彼らの周りで白く枯れていますが、まだ存在感を示しています。わずかに生息しているカラスノエンドウは花を付けず成長が止まっているかのようです。

 謎の植物はさらに天に向かって成長し大人の背丈にまで達しました。そして7月も末になって一部の株で枝分かれし、小さな花芽を多数付け始めました。どうやら、これも以前紹介したダンドボロギクのようです。下写真のように非常に小さい花を付けたかと思うとすぐに綿毛になって種を飛ばしてゆきます。

 宅地分譲地。一面のエノコログサの大群落の中、所々でメヒシバが成長してきました。謎の植物ダンドボロギクの姿も垣間見えます。スギナやユウゲショウは彼らに囲まれすっかり目立たなくなるもどっこい生きています。
 ここ2週間に渡って猛暑続き、雨も1滴も降らない厳しい毎日が続きますが、こんな過酷な環境でも雑草は枯れることなく生育しています。どこからそのパワーを得ているのか、生きるのに必要な水分はどう確保しているのか、わからないことだらけです。


7月26日

 PayPayを導入して1ヶ月。先月の時点ではキャッシュレス決済は未経験でしたが、アプリを入れて現金もポイントもチャージされ、あとは実際に使うのみということで、まずは先月復活した激安スーパーで買い物してみました。
 ここでの決済方法は、PayPayアプリ起動後「スキャン支払い」画面に切り替え、レジ横にある店舗識別用のQRコードを読み取ります。店舗情報が出た後金額を入力する画面が出るので、税込支払い金額を手で入力し、店員さんにその画面を見せながら「支払い」をタップする、という手順です。アプリで表示されるワンタイムバーコードを見せるだけ、と思っていたら違っていたので面くらいましたが、財布から硬貨を取り出す手間がなくなった分は少し進化したといえます。ポイントは支払い金額200円ごとに1円分が付きますが、実際には即時ではなく決済日から1ヶ月後に付与されます。
 スキャン支払いで気を付けたい点として、(機種にもよりますが)電池の残量が15%以下になるとカメラが起動しなくなりレジ横QRコードのスキャンができなくなります。買い物の用事の有無を問わず出かけるときはある程度しっかり充電しておく必要があります。
 別のディスカウント店や書店などでもこの方法で支払いをしました。PayPayを単体で導入した中小店舗の多くでこの方式が導入されているようです。

 次にセブンイレブンでも使ってみました。ここでは他社の電子決済サービスも包括したマルチ決済端末が配備されており、店員さんにPayPayアプリのワンタイムバーコードを見せてスキャンしてもらうだけで支払い完了。スキャン支払いのように金額の手入力もなく、これがユーザーの立場からしての理想形です。大手スーパーのセルフレジも同様で、支払いのときにワンタイムバーコードをリーダーで読み込ませて決済完了。
 ではなぜ店舗によって多少ユーザーに面倒を強いる「スキャン支払い」運用が存在するのか。PayPayの店舗事業者様向けページにその鍵となる記載がありました。
 スキャン支払い、店舗向け説明では「QRコード決済」という名称ですが、これはどうやら中小店舗向けに、大掛かりな設備を導入しなくともキャッシュレス化できる仕組みのようで、
 −専用端末不要
 −初期費用,月額費用とも0円
 −約1週間で導入可能
をメリットとしてうたっています。レジの前に店舗情報を識別するQRコードを掲示しておけば、後は各個人が支払いをするスマホとPayPay側のサーバーとのやりとりのみになるので、店舗側で設備を導入する必要は基本的になし。だから金額を手で入れさせるのか、と少し納得してみます。
 一方で利便性を高めたバーコード支払い、店舗向け説明では「マルチ決済端末」では、PayPayに限らず各社のQRコード決済やIC/クレジットカードなどが使えて大変便利ですが、専用端末が必要となりその月額費用が月1,980円から、また決済手数料の料率も上がるのでその分を商品販売価格に転嫁することになります。低コストを取るか利用者の利便性を取るか、導入各店舗にその判断は委ねられることになります。

 最近、PayPayのオフライン決済が開始されるというニュースが流れていました。オフライン決済と言われてもなぜ必要なのかピンときませんが、要するに地下街など電波の弱い場所で携帯利用者が集中するとPayPayサーバーの処理が追いつかなくなる→支払い確認に時間がかかって他の利用客に迷惑がかかる、ということで、オフライン決済を導入してこの問題を解消するらしいのですが、個人的には都心部に出る用事が激減したのでオフラインがあってもなくてもと思いますし、スマホが電池切れになって使えないなどのリスクもあるので現金、交通系ICカード、クレジットカードなど複数の手段をいつでも使えるようにしておくのが賢明な策だと思っています。


7月17日

 プランター野菜作り2023。
 今年も小松菜,オクラ,カボチャ,西瓜に紫蘇というメンバーで揃えました。

 小松菜は4〜5月に種まきしたグループは外で育てています。およそ1ヶ月余りで収穫しますが、育ちの遅い数株が今も残っています。
 西瓜は現時点で10株あります。このうち5株は、昨年のこぼれ種が7月初旬に発芽したもので生育ペースが早く、5月下旬に発芽した他の株をもあっという間に凌駕する勢いです。ならば5月にわざわざ種まきをする必要もなかったのでは、と考えることがあります。
 オクラも最初のグループは5月に植えましたが育ちがゆっくりで、7月になってようやく本葉が数枚、まだ花芽も付けていません。一方で7月に種まきしたものは最速2日ほどで発芽しています。オクラは高温多湿の環境を好みとする植物のようです。
 手前側の小さな鉢には朝顔を植えています。小鉢では野菜類は大きく育たず、庭の片隅で小鉢が余って転がっている状況だったので有効活用の側面があります。毎朝小さな紫の花を付けて楽しませてくれます。

 離れの地植え区画には紫蘇がびっしり生えています。昨年もこの一角で紫蘇を育てていましたが、その実が秋口にたくさん飛び散り、今シーズンそれが一斉に芽を出して間引きせず放置していたところ、すっかり紫蘇の森になっていました。ここには5月にカボチャや西瓜も植えていましたが、西瓜は余り育つことなく弱ってしまいました。カボチャは一時期成長したものの、7月になってから勢いがありません。紫蘇特有の香りが、他の植物の成長を阻害しているのでしょう。弱った西瓜の1株を空いている鉢に植え替えさせると、元気を取り戻し再び成長を始めています。
 その紫蘇にも、6月からバッタが多数出没して葉を食い荒らすようになり、連日のように退治に追われました。朝に昼に夕に、葉っぱの上をぴょんぴょん飛び回り、小さいほど捕まえるのが難しい。それでも毎日数匹から10数匹ペースで捕獲しては近所の公園や河原に追い出す、を繰り返した結果、この2〜3日でようやく見かけなくなりました。

 自室では小松菜をカップで育てています。これは以前の夏場、蛾が不織布の中に侵入して産卵し芯喰い被害が出たことへの対策です。5月下旬に種まきをして1週間ほどで発芽後、6月上旬、プラカップや苗入れに土と肥料を混ぜて植え替えました。水やりはこまめに行ない、強い西日の中でもすくすくと大きくなっています。あと10日くらいで収穫できるレベルになりました。

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