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Vol.18 四国制圧ツアー

 関連コラム 5月8日分

平成16年7月15日更新

(1日目:5月2日(日))

 東京から岡山まで、臨時<のぞみ>の自由席に座って
 岡山からは特急<しおかぜ>で瀬戸大橋を渡り四国入り。車両はJR四国(以下JRSと記す)の特急形気動車2000系です。「アンパンマン」装飾のされた車両が運用されていました。1両1両ラッピングの色やデザインが異なり、目を楽しませてくれます。左が半室グリーン車キロハ2000,右は普通車キハ2100形。(いずれも松山にて)

 伊予鉄松山市内線を利用して道後温泉まで行ってみました。右はレトロな雰囲気の道後温泉駅。下は駅周辺の光景。袴姿のキャンペーン嬢や人力車が観光ムードに彩りを添えていました。
 右下は道後温泉本館。連休中ということで周辺は車で渋滞、本館は観光客でびっしり。入る気も起きずに引き返しました(笑)。

 伊予鉄市内線の車両ご紹介(1)。左右どちらもモハ50形ですが、左は昭和20年代生まれの初期車、右は昭和30年代後半につくられた軽量構造の3次車です。同じ形式ながらスタイルが大きく異なり、インテリアも木でできている初期車と白緑色ペンキで塗られた中後期車とで違った雰囲気です。(いずれも松山市にて)

 伊予鉄は市内線系統の他に、松山市駅を起点にした3つの郊外線を持っており、その1つ、郡中線に乗ります。
 車両は主力となっている元京王2010系(伊予鉄形式820系)。終点、郡中港(ぐんちゅうこう)は伊予市駅と道路をはさんですぐ隣にあります。
 伊予市から予讃線は2つに分かれます。特急列車は新線、内子を経由しますが、普通列車の半数は旧線、伊予長浜回りで運転されます。旧線は海岸線に沿って走ります。
 青春18きっぷポスターの舞台ともなった下灘(しもなだ)は、瀬戸内の海がすぐ目の前に迫ります。晴れれば数多くの島々が見渡せるのですが....。
 新旧線が再合流する伊予大洲にて。右が今乗ってきたキハ47形、左が特急形キハ185系。どちらも普通列車専用として使用されています。キハ185系はシートが4人掛けボックス状態に固定されてリクライニングできなくなっているものの、特急用シートのゆったりとした掛け心地を楽しめます。
 ホテルの予約を今治で取った都合で、松山から今治まで<しおかぜ>で引き上げます。<しおかぜ・いしづち>でメインに使われる電車、JRS8000系です。
松山にて

 1日目のおこぼれ。

・予讃線高松〜松山〜伊予市間は電化され、特急<しおかぜ>はJRS8000系電車が基本として使用されるが、非電化の宇和島まで直通する1日2往復に限っては気動車の2000系が運用される。冒頭に出てきた<しおかぜ9号>はそのうちの1本。非電化区間で運用される特急<宇和海>用車両の送り込みを兼ねている。

・伊予鉄の郊外線系統はそのほとんどが元京王2010系,5000系で占められている。既に新製から40年以上も経過し古豪となりつつあるが、車内ドア上部にはLEDの案内装置が取り付けられ、これからもしばらく活躍することをうかがわせる。いずれにしても少し昔の京王を知る人にとっては懐かしい限り。

 2日目に続く

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