メゾン 道の果て

えんぷつ 週観 道の果てから

3月26日

 先週、個人用メールアドレスに以下のメールが2通送り付けられてきました。

Subject: cqc00656@nifty.ne.jp様



あなたの「未払い記録」につき、cqc00656@nifty.ne.jpの電子メールアドレスから氏名調査・所在調査を行い、平成16年3月27日(土)までに正式な関係書類を持参の上、あなたの自宅に訪問致します。

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■訪問対象 :cqc00656@nifty.ne.jpの電子メールアドレス使用者及び契約者
■訪問理由 :自動延長システムによる利用料金の発生と滞納

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cqc00656@nifty.ne.jpの「申込記録」

■登録日時 :平成15年8月27日(水)22:36
■登録ID  :cqc00656@nifty.ne.jp
■SITE名  :動画裏ちゃんねる
■商品名  :自動延長システム180日パック
■期間   :180日
■料金   :¥36,800
■延滞利息 :年利14.5%


動画裏ちゃんねる支払い窓口

■E-mail  :urachannel@fastmail.gr


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※注意

 ・当方は法人ではありません。独自の判断で回収致します。
 ・あなたの自宅に訪問する際、交通費、調査費用等は別途請求致します。
 ・原則的に、午前9時から午後8時までの間に訪問致します。
 ・あなたが留守の場合は訪問時間が大幅に前後する場合があります。
 ・本状到着までにお支払いの場合は、行き違いにつき何卒ご容赦願います。

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 全く身に覚えのないメールです。
 8月27日の夜に「裏ちゃんねる」の動画を見て、ログが残っているとか書いてあります。
 2ちゃんねるならよく使っているけど、「裏ちゃんねる」など見たことないし。
 そもそも去年の8月27日に何をしていたのか。
 日記を見ると、電車が遅れて帰りが遅くなったと書いてあります。多分その日はパソコンは立ち上げていなかったでしょう。さらに怪しい。

 試しに匿名の抗議メールをアドレスに送ってみました。
 1分後、サーバー不明の通知とともに戻ってきました。ますます怪しい。
 そして何より、去年の8月はまだブロードバンドが入っていなく、動画など見られる訳がない。怪しさいっぱいです。
 2ちゃんねるに入ってちくり裏事情板をのぞくと、
 やはりありました。全く同じ文面の督促状が、あちらこちらのアドレスに届けられているようです。
 間違いない。今はやりのニセ督促状による詐欺メールです。
 テレビでよく「身に覚えのない督促状が郵送されてきた」というのが報道されていますが、
 メールで送ってくるということまでは聞いていなかったので、少々驚きです。

 皆さんにもしこのようなニセ督促状が送られてきても、無視しましょう。
 自宅を訪問する云々と書いてあっても本当に来るようなことはないそうです、ご安心を。
 (ちなみにメール到着以降自宅にやくざ関係者、その他怪しい人物は本日現在現れていません。)
 必要であれば、国民生活センターなどの消費者窓口、または下記サイトに通報しましょう。

国民生活センター
債権回収詐欺(架空請求)にご注意!!
架空請求事業者データベース[夢なら]


3月18日

 九州旅行の余韻の間もなく、この週末は日帰りスキーに行ってきました。
 今年の行先はこちら

 車を使えば、湯沢石打インターからすぐ。
 また上越線石打駅から徒歩でも行ける好環境。
 というわけで今年も電車で出かけたのであります。
 今年またお世話になった電車がこちら。シーズン中の土日祝日に、大宮から石打に向けて運転される臨時快速<シーハイル上越>です。

 昨年までは急行形車両(165系)で運転されていたのですが、車両の老朽化(40年近くも走っていた)に伴い引退したため、今年からは特急形車両(183系)に代わっています。こちらも今年30歳を迎え、仲間には廃車になったものも多いですが、ここは腐っても特急形。リクライニングシートを倒して気分はすっかりリラックス。片道3時間かかるとはいえ、料金不要の快速列車でこんなぜいたくな旅ができてしまうのですから。
 内装も車両ごとにシートの柄や形が違っていて、4種類のインテリアが楽しめました。
 乗車率もこの手の臨時列車にしては高く、行き帰りとも6両編成の座席が半分埋まるほど。3両の指定席車も盛況でした。
 残念ながら今シーズンは3月14日の運転で終了しますが、来年上越方面にスキーに行かれる方、ぜひ検討してみてはいかがですか。

 ようやく本題。駅から一応徒歩で行ける距離ですが、実際に歩いてみると思ったよりも遠く、特にラストの上り坂で体力と時間を費やしました。それでも着いてしまえばもう滑り放題。20余りのコースを存分に楽しみます。
 それから食が充実しているのもうれしいです。クーポンでリフト1日券+お食事1,000円券を付けて5,200円が4,500円に。そして1,000円券を使って5ヶ所のレストハウスで食事ができるのですが、5ヶ所それぞれにメニューが違います。
 そのうちの1つ、カレーバイキング食べ放題で1,000円。カレーは甘口、激辛、ハヤシの3つから選べます。
トッピングや漬物、サイドメニューの煮野菜、口直しの杏仁豆腐と、スキー場とは思えないほどの充実ぶり、さすが後楽園グループです。いい気になって辛口マサラカレーをたっぷり注いだら、これがとてつもない辛さ。ところどころに激辛成分が固まっているようです。
 午前中は天気は良かったのですが、午後になると雨、山頂付近では周りが見えないほどの濃い霧に冷たい雪、風も吹いてきて全身雪まみれ、必死の形相で滑っていました。麓に戻って帰りの電車に乗った時、いかにほっとしたことでしょうか..。


3月11日

 続けて九州旅行のことを書きます。

 コースはまず新幹線と在来線を乗り継いで門司から九州入りし、
 福岡から久大線、日豊線と南下して宮崎、鹿児島へ。
 肥薩線を北上して熊本、鹿児島線と西鉄を使って福岡に戻るというものです。
 佐賀や長崎には向かわないものの、念願の九州一周の実現です。

 旅を通しての感想は、
 「国鉄がどこよりも多く残っている
 この一言につきます。

 JR九州の列車はとにかく内外装ともど派手なことは知られています。
 おもちゃ箱から飛び出したような、ロボットの形をした特急電車に、
 あっと云わせるデザインと色使いの普通電車。
 国鉄時代からの車両も赤、青、黄色の原色に塗られた上に、たくさんの英文字レタリング。
 インテリアも座席の色が黒や豹柄や水玉模様やチェック柄、国鉄時代の面影は薄いように思えます。

 しかし、実際に行ってみると、意外にも国鉄時代のままの車両が多いのに気が付かされます。
 特にローカル列車の内装が注目点。
 紺色の座席、グレーの床、
 オリジナルのままの、ピンクや淡緑やクリームの壁の色。
 他のJR各社の多くが、座席の生地や化粧板などをどこかは取り替えてしまっているのに比べて、
 ここ九州では、完璧なまでに国鉄のままの内装、という車両がぞろぞろいます。
 20年近く前の高校時代、青春18きっぷで普通列車を乗り歩いていた思い出がよみがえります。
 あの頃と何も変わっていない。20年前にタイムスリップしたみたいな、心地よさです。
 それから白に青帯というローカル列車のカラーも、実は国鉄末期に決められたもの。
 その車両の本来の色ではありませんが、一応国鉄の色です。
 特急車両はさすがにオリジナルの内装はいませんでしたが、それでも座席が新型リクライニングに交換されている以外は国鉄時代のまま、という車両がたまに見受けられて、少しうれしかったりします。

 ともあれ、期間中は天候に恵まれ、多くの発見と思い出を土産に、無事帰ってまいりました。
 写真を整理して、これから何回かに分けてアップします。それでは。

・写真はこちらに公開しました。お立ち寄りください。


3月7日

 5日まで、休暇を取って九州まで行っていました。
 休暇は平日5日間連続で取得し、前後の土日を合わせると9日間休みという、何ともぜいたくな取り方です。
 こんなぜいたくな休みを取れたのも、会社の「リフレッシュ休暇」制度のおかげです。
 勤続10年ごとに、連続5日間の休暇が取得できるという制度です。
 何もこれを使わなくても、普通に年休を5日取れば良いのでは、という声もあるでしょうが、
 そこがサラリーマンのつらいところか、周りを気にしてなかなか休みを取りづらいのです。
 会社側から取得を強制される「夏休み」や「リフレッシュ休暇」は、実はありがたい制度だったりしています。

 それで出かけてきた先が九州地方でした。目的は鉄道路線の乗りつぶし。
 この歳になってもまだ制覇していない路線は数多いです。特に太平洋側は以前から行ってみたかったので、今回の計画に真っ先に組み込みました。
 思い返せばハードな5日間でした。朝は6時台に起きて夜明け前から列車に乗り、日が暮れるまで乗りつぶし。夜も日によっては移動時間に使ったり。精神的にはリフレッシュしたつもりでも肉体的には逆に疲れが出て、昨日は動けず1日お休みです。

 旅の詳しいお話は、次の回で記すことにします。
 写真は追って公開予定。

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