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Vol.20 山口ツアー(3日目:10月11日(月・祝))

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平成17年3月12日更新

 2連泊した防府を後にし、徳山から岩徳(がんとく)線に乗り換えます。岩国と徳山の間を山陽線よりも近道するルートで、運賃計算もこの岩徳線経由で行ないますが、山間部を抜けるゆえに勾配の昇り降りが多く、現在はローカル線の地位にとどまっています。
周防高森にて
 岩徳線を川西で降り、ここから錦川鉄道に乗車します。
錦川鉄道は川西駅の少し西にある信号場を起点に錦町までを結ぶ32.7kmの路線です。かつては国鉄岩日(がんにち)線と呼ばれ、山陽と山陰を連絡する構想もありましたが実現することなく、第3セクター鉄道へと移管されました。
錦町にて

 岩日線は錦町以北も約12kmに渡って路盤工事を進め、ほぼ完成状態で放置されていました。このうち約半分の区間、雙津峡(そうづきょう)温泉までを遊覧車専用道路として整備し、週末を中心に遊覧自動車を走らせています。(錦川鉄道が運営、予約申し込み)
 2本の長いトンネルのうち1本目(広瀬トンネル)の内壁には地元の子供たちや学生の手によって、夜光塗料を塗った小石を並べて壁画が作られています。ブラックライトに照らされた芸術作品達は、息をのむほどの美しさでした。この旅最大の収穫。

 川西で下車して徒歩15分のところに名勝「錦帯橋」があります。3連休の最後とあって、多くの観光客でにぎわっています。橋や石積みの造作に威容を感じさせます。
 その手前の河原は有料駐車場となり、多くの車や観光バスが並んでいるのが俗っぽい光景です。

 3日目のおこぼれ。

・岩徳線はかつては山陽線の一部だった時期があり、その名残で列車交換可能な駅は構内の複線部分を非常に長く取ってあり、長大列車同士が行き違いできるようになっている。しかし現在となってはどの列車も1両からの短い編成で運転され、栄枯盛衰を強く感じさせる。

・岩日北線の遊覧車は2編成がある。いずれも山口県で開催された博覧会「山口きらら博」で使われていた車両で、牽引車と客車3台で1編成を構成する。
 トンネルのもう1本はコウモリの棲み家となっている。目を凝らして天井を見ると、暗闇の中に時折黒い物体が舞っているのが見える。

・帰りは広島まで山陽線、広島からは新幹線で戻った。臨時の<のぞみ>自由席で早目に座席を確保したが、大方の予想通りの大混雑。午後出発して夜早い時間には東京に戻ることができた。

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