メゾン 道の果て

5月30日

 廃貨車レポート。このシリーズも7回目になりました。
 身の回りを探せばまだ出てくるかもしれない!?貨車の廃車体。今回も大量発見の事例をお送りします。
 (写真はすべて公道から撮影,一部で画像を加工)

流山市内。企業の駐車場にワム80000の後期車(280000番台)の車体が倉庫として活用されていました。現役時代の茶色塗装を保っています。
車番は「ワム280975」でした。
松戸市内。テニス練習場に貨車が6台置いてあるのを発見しました。
1台は駐車場隣の目立つ位置にあります。ワム80000形貨車で車番はワム83981?文字がかなり薄くなって読み取りづらいです。
左手には腕木信号機、そのたもとには蒸気機関車前面のボイラー室扉が陳列され、ただならぬオーラを感じます。
テニスコートの横には車掌車ヨ6000形が足回り付きで、緑色に塗り替えられて置いてあります。車掌車は昭和59年2月の改正まで貨物列車の最後部に必ず連結され(一部例外あり)、列車の編成を引き締めていました。
 車番ですが、台枠に「ヨ6738」と書かれているのが確認できました。
裏手の敷地にもワム80000が3台置かれていました。左から中期車、妻面に縦雨樋が特徴の後期車280000番台、屋根の突起が少ない初期車です。中央の後期車のみ車番が「ワム282952」と判別できました。
 この他室内練習場建物の脇にもワム80000が1台あるのを確認しています。

5月25日

 小さい子供を持つ身となると、やはり他人の子供の名前に興味を持ちます。例え子供に名前を付けた後でも。

 毎年出身大学合唱団の新歓コンパに顔を見せに行っていますが、その会場で、1〜4年生の全団員の自己紹介が書かれた冊子が配られます。今年も22名の1年生が入部し、88名の大所帯となりました。
 で、団員の皆さんの名前を見ていると、僕が現役だった20〜25年前からと名前事情が大きく変化しています。
 女子の名前で定番だった「〜子」「〜美」が少数派となり、新入生女子15人の中には1人もいません。
 読み方は女の子っぽいですが、少々難しい漢字を当てたり、名付け親が画数を気にしたのかやや奇想天外な漢字を組み合わせて強引に(?)読ませたり。
 男子も同様で、僕が現役だった頃の分かりやすい名前は少なくなっています。
 名前を見ただけでは男女の区別がしにくい例も少なくありません。

 現役団員が生まれた約20年前、平成6〜7年前後でこのような状況なので、それからさらに20年が経過しようとしている現在ではその傾向がさらに強くなっているようです。
 あるサイトの2012名前ランキングを見ると、女の子の上位は「愛」「菜」「結」「花」「心」といった漢字を入れたり組み合わせたりするのがトレンドのようです。男の子では「翔」「斗」「悠」などを含んだ名前が人気上位に。40年前、僕らの生まれ育った世代の名前達は今や古風な名前となり、トップ100からほとんど姿を消しています。そして読み方も「愛」を「あ」とか、「結」を「ゆ」とか、特殊な読ませ方をする例がさらに増えています。
 トレンドというより、かけがえのない子供だからという親の熱心さが伝わってきますが、学校関係者は苦労するでしょうね。名簿を作るのにパソコンでも簡単に変換してくれなかったり、名前を読み違えたり。一歩間違えればいじめの原因にもなりかねません。

 そういうことも念頭に置きつつ、我が家では誰にでもわかりやすくということでひらがなの名前にしました。本人、かなり考えに考えたつもりですが、後でサイトを見るとベスト100にも顔を出したことのある、比較的人気の名前だったことが分かり、このサイトを最初から見ていればもう少し考慮もできたかなあと。まあ、女の子全体に対する占有率が0.5%でも200人に1人ですから、学年で同じ名前がかぶることはないでしょうけれど。


5月17日

 去年のちょうど同じ時期、通りにある彼岸桜の木がたくさん実を付けていることを書きました。
 しかし今年は一転してあまり実を付けず、手の届かない高い場所にあった数百粒も鳥に食べられ、気が付いたら1個たりとてなくなってしまいました。

 市内の別の場所には比較的近年に植えられた河津桜の桜並木があります。
 この桜並木も5月に入ってちっちゃな実が赤く色付きました。熟すと赤を通り越してどす黒い色となります。アメリカ産ブラックチェリーをそのまま小粒にしたような実になります。
 ではどんな味がするか。赤い実や黒い実をいくつかもぎ取って口に入れてみると、
 .正直、酸っぱいです。赤い実はこれに加えて渋みが加わります。黒くなると渋みが抜けてきますが、それでも彼岸桜のさくらんぼとは比較になりません。鳥達も河津桜のさくらんぼがおいしくないことを知っているのか、根元に食べかけの残骸が1つもなく、1本百粒余りの実はどの木も残っています。

 日本を代表する桜、ソメイヨシノ。花ばかりが注目され、実に関心が向けられることはほとんどありませんが..というか、実をつけること自体がまれで、目を凝らしても通常1本の木に1粒なっているかどうかというレベルです。
 しかしこれまたごくまれに多くの実を付ける例があるようです。去年、勤務先近くの桜並木の1本が黒いさくらんぼをたくさん実らせていました。ソメイヨシノのさくらんぼってどんな味がするのか?1粒拝借したら、これがまたこの世のものと思えない激渋。見かけにほだされ、口にして落胆す。
 落胆した後、改めてお店で売っているさくらんぼを買ってお口直し。今年も店頭にアメリカ産ブラックチェリーが並び始めました。「1g当たり 1円」!!安さを煽る宣伝文句が購買意欲をかき立てます。天の恵みを受けたおいしいさくらんぼをいただける幸せ。


5月11日

 今年の大型連休は子供がまだ3ヶ月ということもあり、どこにも遠出せず自宅でおとなしく過ごしていました。
 とはいうものの一日中子供の世話をしているようなもので、連休だから改めて何をする、でもなし。
 前半の3連休で初めてベビーカーに乗って外出体験。自宅近辺の道をぐるりと一回りしました。みずみずしい外の景色はどのように映ったことか。
 後半の4連休では3日続けて妻の姉夫婦が自宅に押しかけてきました。よほど暇なのか、子供の顔が見たいのか。

 連休最後となる6日は草加神社まで車でお宮参りに出かけました。
 子供に着せる真っ赤な衣装は、今となっては成人した妻の姪が子供だった頃に使ったもので、20年も状態よく保存できていたなあと感心します。サイズが必要以上に大きく、3歳の七五三にもそのまま使えます。衣装を着せると、普段の赤ちゃん服と全く違った魅力を醸します。
 この日は当家を含めて3家族が同時にお祓いを受け、儀式は約15分でつつがなく進められました。

 お宮参りに出かけた神社にも保存蒸気機関車がいます。
 C56 110。昭和12年に製造され、木次線、三江北線といった島根県のローカル線でその生涯を過ごしました。以前に書いた川口市の京急230形などと同じように地元とは全く縁もゆかりもない車輌でしたが、見方を変えれば神の国、島根からの使いとして神社にとって大切な存在なのかもしれないですね。昭和47年の現役引退以来、遠く離れた関東のこの地で保存されて40年余り。今はかつての鉄道システムを次の世代に伝える役割を担っています。


5月3日

 神谷町駅近く、高層ビルに囲まれた丘の空き地。
 かつてここには「虎ノ門パストラル」という結婚式場、ホテルがありました。
 再開発計画に伴い虎ノ門パストラルは4年前に閉鎖、解体され更地になっていました。
 その空き地を利用して、この4月24日から「MORI TRUST GARDEN TORA4」がオープンしました。
 会社への行き帰りのルート上にあり、どんなものか立ち寄ってみました。

 入口の坂を上がって目に入るのは円形の遊歩道、そして控え目な建物達。
 実はこの「TORA4」自体、来年1月までの期間限定営業だそうで、すぐに撤去できるような構造の建物を造っています。
 遊歩道の円内に見える緑の畝はハーブガーデン、奥手左側に見える黒い柱にはフットサルコートがあります。
 そして中央の階段を上がった先には貸農園(畑)もあります。賃料は3平方メートル区画が9ヶ月で96,000円。ずいぶんリッチな野菜ができそうです(笑)。

 その横にはキリンのビアガーデンがあります。左の建物では「一番絞り」をサーバーで注いでくれます。とっておきの一品料理と共に、右側のテントでいただきます。予約なしで気軽に楽しめるのが魅力です。屋外オープンスペースなので冬はかなり寒そうですが。
 他にもカフェコーナーや往年の名作映画を上映するテントもあり、多くの来場者でにぎわっていました。
 遊休地を利用したアフター5の新しい提案。時々通うことになりそうです。

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