メゾン 道の果て

1月29日

 週末自転車でのスーパー巡回を続けていますが(以前の記述)、完全在宅勤務になってから買い物の内容も、

・月曜日の会社での昼食用に菓子パンを買っていたが、その必要がなくなった
・同じ理由でカップラーメンの需要も減
・昼食を自宅で調理するので、食材やレトルトパックの需要は増

 というように少し変化しています。
 この結果、主に菓子パンを買う目的で通っていた地場スーパーやドン・キホーテには立ち寄らなくなりました。
 一方で新たに通い始めた店もあります。業務スーパーはそのうちの1つで、焼酎1.8L入り(25%)が822円(税込、以下同)、生ラーメン1玉30円は他のスーパーより一回り安く、またチーズなども他の店舗にない品揃えがあり、新たな巡回コースとして組み込みました。

 そんな中、先日ある番組で戸田市にある「賞味期限切れ商品も扱う激安スーパー」が取り上げられていました。
 大変気になったのでネットで調べると、川口市内や足立区内にも出店していることが判明。
 各店舗とも自宅から約10〜15km圏の遠く離れた場所にあり、自転車を飛ばして向かうのもきついですが、その中でも比較的近い足立区の店に行ってみました。

 店の名前は「マルヤス」といいます。住宅街の一角にあるビルの1階が店舗で、取り扱い商品は保存のきく食品を中心に雑貨や野菜を少々、といったところです。店内は商品の入った段ボールが積み重ねられ、いかにもディスカウント店といった殺風景な趣です。
 食品はざっと見たところ半分くらいが賞味期限切れ値引き販売をうたっていて、他のディスカウント店よりもさらに安くなっています。ただいい気になって買っていると、中には賞味期限内の商品もあり近所のスーパーで買った方がかえって安かった、という場合もあるようなのでご注意を。またペットボトル飲料は期限切れでもジェーソンよりやや高いようです。
 賞味期限切れ商品の味の保証は、取り上げられていた番組内で店員さんが時々試食チェックをしているそうなので心配ないと思いますが、すぐ食べる分だけ少しずつというのが賢明な買い方です。

 この日の戦利品です。これだけ大量買いしても541円の出費でした。
 最も高いのが五木のざるラーメン215円。その他は期限切れ値引きのオンパレードでとんがりコーン塩バニラ64円,れんこんチップ31円×2,寿がきや台湾ラーメン64円、パスタソース(鯖のアーリオオーリオ)74円、ハウス紅しょうがペースト10円、ペットボトル飲料が21円と31円です。
 自宅からの距離が遠く定例の巡回コースには入りませんが、気が向いたときに出かけて、食材ロス削減に少しでも貢献できたらと思っています。


1月22日

 冬の寒さが続きます。
 毎朝の気温はマイナス3〜4度台。水を張っていたくわい畑は一面の氷に覆われ、地面の霜柱を踏みつぶすとざっくざっくと小気味良い音がします。寒さにようやく体も慣れてきましたが、春が来るのが待ち遠しいです。

 そんな凍てつく真冬の日々にも、虫たちが生きているのを見て驚きます。
 自宅庭の、日の当たる草むらに、小さな黄色い蝶が止まっているのを見つけました。
 多少手で触れてみても動きません。寒さをこらえ、体力を温存しているようです。
 そのままそっとしておいたら、翌日の昼にはいなくなっていました。暖かくなって別の場所に飛んで行ったと思いたいです(が、色が目立ったので鳥の餌食になったかもしれません)。

 別の日の朝、日課で近所を走っていたら、道路の傍らに緑色の虫のようなものを発見。
 こんな氷点下の朝にバッタでもいるのか、と思ったら、本当にバッタでした。
 しかも生きている。手に取るともぞもぞと足を動かし始めました。
 どこからどうやってここに来たのでしょう。道端には緑が少なく、通行人や車に踏まれるかもしれないので、日当たりの良い河川敷の草むらに連れて行って放してあげました。河川敷の草もまだ霜が付いていましたが、1時間もすると溶けて少しは棲みやすくなるかと思いました。

 過去には、東京都内の公園ですが、大雪が溶けずに残っているすぐ脇で蟻が数匹行き交っていたのを見たことがあります。
 こうしてみると、意外と虫たちは寒さの中生き抜いていることが分かりました。
 真冬でも野草雑草が枯れることなく生い茂っていたり、小さな白い花を付けていたりします。
 もしかするとその陰に隠れて、虫たちが寒さをしのいでいるかもしれません。いつ来るとも分からない暖かい日を待ちわびながら。


1月15日

 この年末年始休み、どこに出かけるということもなく、自宅でおとなしく過ごしていました。
 そんなひとときのお伴となるのが、おつまみナッツ類。
 改めてダイソーに行ってみると、おつまみコーナーに新作ナッツ類がずらり陳列されていました。
 内訳はアーモンドが8種類、くるみ1種類、ピーナッツ2種類、カシューナッツ1種類、ミックス2種類。
 ほんの少し目を離しているうちに新種が大増殖しています。

 左写真上段の、ハングルで書かれたパッケージはわさびアーモンド,韓国のりアーモンドです。韓国の工場で加工されたものを輸入しています。どんな味かと思って口に入れてみると..いきなり甘いのがきました。純粋にわさびやごま油の味が来ると思っていただけに意表を突かれました。韓国人は唐辛子だけでなく甘いものが大好きなのか。
 その右はチェダーチーズ&アーモンド。単にこの2種類を同居させただけですが、今回の中ではこれが一番シンプルでおいしかったです。乾燥チーズの、若干酸味の効いた塩味が良いアクセントです。
 下段はハニーバターアーモンドシリーズで、ハニーバター,キャラメル,バナナ,ブルーベリー。一番右がハニーバターくるみ。右写真に移って左端がティラミス。どれも粉砂糖がかかっていて甘く、バナナやブルーベリーではこれに果実の風味がやや強引に乗っかってきている感覚です。確かに以前、アーモンドは味付けを選ばない、何でも受け入れると書きましたが、砂糖の味付けが強いと素材としてのアーモンドの魅力をそいでしまうようで残念です。
 右写真の左2番目からはさくさくチーズと素焼きカシューナッツ、旨味広がるカラスミ風味ミックスナッツ、白と黒のトリュフ薫るミックスナッツ。さくさくチーズは云うまでもなく。からすみはたらこを塩で漬け込んだような重厚な海の味がしました。海産物で育った日本人の心に訴えかける味わいです。トリュフは、これだけは正直口に合いませんでした。ヨーロッパの人々はトリュフを高級食材としてあがめているようですが、トリュフになじみのない日本人に、ヨーロッパ流にトリュフの味をお仕着せられても困ってしまいます。
 そして右2つはピーナッツでハーブ塩とだし塩。こちらも個人的にヒットでした。特にだし塩は日本人なら誰もが納得するうまさ。内容量も袋80g108円と、22gしか入っていないハニーバターアーモンドよりもはるかにコストパフォーマンスに優れています。

 ナッツ類以外にも味付けバナナチップとか、ぜひ食べてみてと誘ってくるような魅惑の新食材がダイソーにはまだあります。新種おつまみの探求はしばらく続きそうな気配です。

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