メゾン 道の果て

11月30日

 雑草定点観測11月編。
 隣の空地はまたまた除草剤が撒かれたらしく、10月に成長したハナイバナもことごとく枯れてしまい無残な状態なので写真は省略です。使うつもりのない土地にそこまで躍起になって除草剤を撒きたがるのもどうかと。

 駐車場。枯れ草の合間から芽生えた春の野草は枯れ草を覆うほどに成長し、アメリカフウロの小さな花は数を増やし実になった株も見られます。さすがにカラスノエンドウの花は見かけていませんが。

 先月出現した名もなき雑草の葉は、こちらも着実に大きくなっています。年の瀬になると霜が降りる厳しい冷え込みが始まります。成長を止めて冬越しするのか少し気になります。

 分譲地の区画。エノコログサのうち発芽の遅かった群落は11月末でも黄色く色変わりはしているものの枯れてはいないようで秋の装いです。
 別の区画では買い手があったらしく基礎工事が始まり、ユニット工法でわずか2日間のうちに立派な建物が組み上がった土地もあります。

 田んぼの片隅でホトケノザがたくさん咲いています。花期を終え枯れかけたメヒシバとの競演は晩秋ならでは、というところでしょうか。他にもナズナやノボロギクなど春の草花を時折見かけます。


11月26日

 自宅には冷蔵庫が2台ありますが、そのうち1台が故障し(庫内ランプがつかない、冷凍庫内の保冷材が溶け出す、の症状)急遽買い替えることになりました。結婚当時から15年以上も使っていた1台でしたが、いよいよ寿命が来たようです。
 まずはネットと大手家電量販店で大きさや価格を調べます。当時の購入価格は300Lクラスで8万円台だったような..全く記憶にありませんが。それが今では国内大手家電メーカーの同じクラスでほぼ10万円以上。冷蔵庫ってこんな高いのか、とびっくりします。世界的な半導体不足が家電の製造にも影響しているそうなので、これも高値の要因かもしれません。
 次に妻と中古の店(リサイクルショップ)を回ります。中古ですとかなり価格が下がり、6年落ちの商品が3万円台から。年式を気にしなければ新品の半額以下で購入できます。もちろん半年または1年の保証付きで。ただ妻は冷蔵庫内の匂いが気になるそうで、中古品は敬遠することに。
 そこで次に向かったのが、アイリスオーヤマ製の家電を扱うホームセンター「ユニディ」でした。アイリスオーヤマの家電部門はパナソニックや旧三洋電機をスピンオフした技術者を集めて発足したとかで、機能を必要最小限に絞りシンプルにすることで大手と比較して大幅な低価格を実現しているそうです。
 手頃な商品はすぐに見つかりました。容積が少し小さい231Lですが冷凍庫のスペースが大きく使い勝手の良さを感じます。価格は54,780円(税込)。税抜きならば5万円を切っています。配送,引き取りリサイクル費用込みでも65,000円でお釣りが来ました。

 配送は次の月曜日となりました。今までよりも容積が少し小さくなりましたが食材の整理見直しをすることで程良く収納することができました。庫内のランプがLEDに変わったりなど時代の変化を感じます。
 それにしても夏場に故障しなかったことだけは救いです。冷凍庫の食材が溶け出したりすると洒落になりませんから..。


11月19日

 年1度の健康診断で川崎に出かけた帰りにこの近辺を散策するのが近年の恒例になってきましたが、
 今回は今春開業した相鉄・東急新横浜線を巡ることにしました。

 始まりは武蔵小杉から。横須賀線(品鶴貨物線)に下り専用ホームが新設され、上下共用だった従来の乗り場は上り専用となりました。相鉄線直通の電車を待ちます。やってきたのは見慣れた埼京線系統のE233-7000系です。

 次の新川崎手前で横須賀線(品鶴貨物線)とは別の東海道貨物支線の線路に入ります。新川崎は東海道貨物支線側にホームはなく素通りし、4線並行のまま鶴見へ向かいます。鶴見駅構内では最も海側の線路を通過し、浜川崎方面からの東海道貨物線と合流し高島貨物線を分け、生麦付近で地下トンネルに入ります。まっすぐ闇を進むこと数分。トンネルを抜け貨物駅を左に見つつ再度地下に潜ると羽沢横浜国大駅。ここで一旦下車します。

 駅を出て歩道橋の階段を上ると横浜羽沢貨物駅をまたぐ長い橋がかかっています。その先は住宅が密集する丘。大学帰りの学生さんもちらほら見かけます。駅のすぐ脇に幹線道路が通り周辺に住宅は多いようですが、駅周辺にはドラッグストアと医院があるのみで、駅開業から4年も経つのにコンビニが1軒もないのは驚きです。近くの住民はどこに買い物に行っているのでしょうか。
 駅の北側、下左写真で貨物駅の向こう側に見える丘の辺りが秘境と呼ばれているらしく、歩いて確かめてみます。歩道橋を北に進み急峻な坂を上ると、丘の上には畑が広がります。駅からわずか3分余りで、横浜とは思えないのどかな田舎の光景。数年前、新横浜を訪問したとき駅前に畑があったのを思い出しましたがその比ではありません。標高差は体感20m位はあるでしょうか。駅前に建設中の高層ビルの6階辺りが真横のように見えます。

 丘を越えて少し下ると新幹線をまたぐ橋があります。新横浜が目前なのに、電車は160km/hくらいの高速で飛ばしてきて驚いてしまいます。

 その先は人家の少ない山の中。キャベツ畑に「東京牧場」の名前の入った看板。とんでもない所に来てしまった感もうかがえます。谷底の2車線道路を西に向かって歩みます。道路は新幹線の橋をくぐった後急な上り坂へ。交差点からさらに山を上り丘の上の住宅地へ。そして谷底へ。目まぐるしく変わる景色と複雑な地形。ほんの2kmの道のりでも険しい山を2つも越え、いい運動になります。

 相鉄本線と新横浜線の分岐点、西谷駅にようやくたどり着きます。以前は普通電車しか止まらない駅だったそうですが、4年前に羽沢横浜国大まで開通しJR線直通を開始してから優等列車が数多く止まるようになり、今年の全線開業,東急線直通開始で全列車が停車するようになりました。しかし駅前は南北ともに狭く、バスが乗り入れる広場もありません。
 東急東横線直通と当駅始発の横浜行きが同時に入ってきました。どちらも最新型の相鉄20000系。グレーと黒でまとめられた車内は通勤形ながらも落ち着きを感じさせ、座席の座り心地も他社の新型車に比べて程よく柔らかく感激します。



 ここでようやく本題です。新横浜線は西谷を出ると左に緩くカーブして地下トンネルに進み、先ほど下車した羽沢横浜国大へ。ほんの少し抜けるもすぐにトンネルに入り次は新横浜。ターミナル駅にふさわしく2面4線の乗り場があり、東急線側に向けて始発電車も多いです。当駅で少し長く停車します。ここからは東急管轄となり、新綱島、日吉と進みます。東急新横浜線区間では誘導灯なのか、トンネル下部の青いLEDランプが後ろに流れていくのが印象に残ります。所要10分ほど、あっけないほどの新横浜線踏破でした。
 相鉄・東急の直通運転開始で羽沢横浜国大駅は電車の本数が昼間10分おきに増えて便利になりました。今はのどかな駅周辺も、数年後には開発されて過去の光景になるかもしれません。


11月3日

 秋が少しずつ深まり、自宅庭の花達も主役が入れ替わりつつあります。まだ紹介してこなかった種類を中心に、しばらくぶりに庭のお花写真展とすることにしましょう。


ハナトラノオ(花虎の尾)
 可憐なピンク色の花を咲かせていました。上の方に紫蘇の花実のような穂が見えますが、この植物もシソ科で、紫蘇と同じように穂の下から段階的に開花してゆきます。
シュウメイギク(秋明菊)
 菊の名がついていますが分類上はアネモネの仲間、らしいです。葉も菊のそれとは全く異なった形状です。白く大きな花びらがインパクトを与えています。
 下に見える薄紅色の花は以前登場した紫カタバミです。
ヤブラン(藪蘭)
 長い茎に薄紫色の小さな花をたくさん付けます。葉も細長いです。先月まで庭のあちこちで咲いていましたが、花期が終わりに近いようで大分散ってしまっています。
妻の好みなのか、黄色い花びらで似たような形の花が多く、種類の特定に困っていました。高機能なGoogleレンズでも検索結果に迷いが出るほどですが、花びらの幅が比較的広いこの種類は「ジニア・リネアリス」(細葉百日草)との回答が来ました。右下のオレンジ色の他、赤紫色の花もあるようです。
こちらは以前も登場したコスモス似の謎の花。前回はハルシャギク属の日本名がない種と記していましたが何か腹落ちしません。Googleレンズで今回改めて調べた結果、「レモンマリーゴールド」と出ました。この鉢の隣にマリーゴールドの鉢がありますが、花も葉も同じ属性の植物とは思えないほどの違いがあります。
 前回は6月の撮影でしたが今年も11月まで花期が続き元気さを主張しています。

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