メゾン 道の果て

えんぷつ 週観 道の果てから

10月31日

 朝晩の冷え込みが始まり、冬の訪れを感じさせるようになったこの頃。

 そんな今週の日曜日は、紅葉を見に行く....のも乙ですが、
 紅葉とはあまり関係ない千葉県方面に遠征していました。
 目的はこの日、10月27日開業の新線「芝山鉄道」を乗りに行くこと。
 合わせて、千葉県内の私鉄で未乗の区間がいくつか残っていたので、これらを制覇することです。

 芝山鉄道は京成本線の終点、東成田(旧成田空港)から芝山千代田までの1駅、2.2kmの路線です。
紀州鉄道を抜いて日本一短い鉄道会社線となった芝山鉄道ですが、列車の運転は京成成田や都心方面との直通が原則で、車両も京成から8両編成1本を譲り受けています。

 東葉高速線回りで京成成田に到着。ここで始発の芝山千代田行きを待ちます。
 やってきたのは京成車の4両編成。電車の前後に多くのファンが群がり撮影しています。
車内は座席が一通り埋まり、先頭車は立ち客も多いです。

 京成成田を出発すると高架で成田市内を後にし、やがて緑の中の切り通しに入ります。
切り通しの区間はかなり長く、切れ間からゴルフコースが見えたりします。
 切り通しが終わると空港施設が見え、間もなく成田空港線の分岐を通過します。
 ここからはトンネルに入り、かつての空港ターミナル、東成田に到着。ホーム2面4線の立派な駅でしたが、現在は1面しか使用していません。「なりたくうこう」の駅名標もみることができます。
 この先が今回開業区間。トンネルは単線になり、1kmほど走って地上に出ます。駐機中の外国の飛行機を横目に見ながら、高架の芝山千代田駅に入ります。

 芝山千代田駅では、町を挙げてこの日の開業を祝っていました。
 駅前広場にはテントが並べられ、縁日のような雰囲気です。

 この駅ではパスネットカードは利用できず、券売機で切符を求めます(降車時のパスネット精算は窓口で可能)。
 自動券売機の前は行列ができていました。電車を逃すと次は40分後なので少々焦りましたが、何とか間に合って、折り返し電車の乗客となりました。

 しばらくは空港関係者の通勤用が主体となるという今回の新線ですが、町の発展もあることでしょうし、今後どれくらいがんばってくれるか、期待を込めて見守りたいと思います。


10月26日

 案内状を送るのに封筒が大量に必要になりました。
 いつもですと近所の100円ショップに行くのですが、残念ながら希望のサイズの封筒は置いていません。
 そういえば先日の折り込みチラシに100円ショップの宣伝があった、と思い、探してみると、
 「楽しく選べる50000種類」
 のキャッチコピーの下に、チラシを埋め尽くさんばかりの雑貨類の写真が並べられています。
 花瓶や容器から眼鏡、バッグ、時計、さらには本や音楽CDに至るまで。
 今までの100円ショップのイメージにはなかったものまでが揃っているようです。
 場所は隣町の国道バイパス沿い。早速見に行ってきました。

 ロケーションは団地の大型スーパーの一角ですが、フロアの大部分を使っていて、相当広いです。
 中に入ると、いやこれが本当に多種多様多彩です。
 まず目に付いたのがCDコーナー。クラシック、昔の洋楽やムード音楽を中心に、数十種類のバリエーションがあります。落語なんてものもありました。さらにパソコン用ゲームも。これらがすべて100円。驚いてしまいます。
 隣は本のコーナー。往年の名作漫画(「獣神ライガー」とか「まいっちんぐマチコ先生」とか置いてました)や小説、英会話の本、ガイドブック、広域地図、以上がこれもすべて100円です。
 化粧品類や身の回り品。近所のショップでも揃ってはいますが、こちらは店の面積が広いだけに種類もそれだけ多くなり迷いそうです。
 他にも時計や電卓など、今までの100円ショップの常識を覆す商品が並べられています。思わず衝動買いしてしまいそうです。

 封筒は予定通り?手に入りました。あとは電卓。現在使っているのが故障気味なので、単3電池を入れてすぐに活躍を始めています。
 これからも必要の都度、このショップには通い詰めることになるでしょう。


10月19日

 今週は残業の嵐が吹き荒れています。朝早くから深夜まで、集計業務で追いかけ回される毎日。

 最近、アメリカンフットボールに興味を持っています。
 以前もここで書きましたが、同僚にリクルートのクラブチームに所属している選手がいます。
 実は我が会社でもアメフトのチームがありまして、Xリーグでも毎年上位まで上ってくるのですが、
 その同僚は事情があって当社のチームを引退し、改めてクラブチームに入団した経緯があります。
 ファンクラブに入り、仕事仲間で毎回のように応援観戦しています。

 先日も、はるばる川崎市内まで試合を見にいきました。
 Xリーグの試合は東京ドームや横浜球場などのように、プロ野球で使う球場で開催されるのですが、
 この日の試合はアマチュアが使う比較的小さな規模の球場で開かれました。選手の姿が大きく見えます。

 複雑なルールも、かなり分かるようになりました。
 4回の攻撃のチャンスに、10ヤード進めることができるか。進めれば攻撃権継続とか、
 タッチダウンを決めれば6点、直後のキックはトライフォーポイントといって3ヤード地点から、成功すれば1点とか、ルールが分かれば試合の面白さは倍増します。
 それから試合中に審判が黄色いハンカチ?を投げると、「反則プレーの疑い」で審議に入ったりします。
 この試合でも、10数回くらいハンカチが投げられては試合が中断していました。

 試合はリクルートの圧勝で幕を閉じました。
 同僚が第4クォーターの1プレーでしか出場しなかったのは残念でしたが。
 試合が終わると観客が入れ替わります。この日は2試合が連続で設定されていました。
 第2試合は会社のチームが出場しました。
 川崎市内は当社の工場もあって、多くの従業員が働いています。その従業員や家族が、ピクニック気分でこの球場に応援に訪れます。スタンドは満員御礼になりました。

 2試合連続で観戦していると、試合もさることながら、応援の仕方というのもチームカラーが出ていて、比較すると大変面白いです。
 リクルートはスタンドにDJがいて試合を盛り上げる。チアリーダーにカモメの着ぐるみのキャラクターが入って、コミカルな動きで目を楽しませる。応援には紙製の青いメガホンを使う。
 一方で当社は応援の音頭をとるのはチアリーダーの役割。そのチアリーダーは動きが洗練されていて、タッチダウンが決まれば「TD」の人文字を作ったり、派手なパフォーマンスを決める。応援には赤い小旗を使う。
 1つのチームを応援するのも楽しいですが、別のチームの応援も見るというのも、また新しい発見ができて面白いのではないでしょうか。

 アメフトをもっと知りたいという方は、こちらのサイトへどうぞ。
 Xリーグ公式サイト


10月13日

 いよいよ期初の仕事のピークがやってきました。せっかくの3連休も仕事+雑用で大して暇がありません。

 以前、Suicaの話をここで書いたことがありますが(もう1年も前のことですね)、
 先週からようやく僕の定期券もSuicaに切り替えました。
 本当は4月にも切り替えができたのですが、本人が寝ぼけていて手続きを忘れていただけです(笑)。

 便利になった点はまず、改札を通る際に定期入れから出し入れしなくて済むようになったこと。
 それだけ紛失する可能性も少なくなったということでもあります。
 学生時代に自動改札から定期を取り忘れてなくした経験が2度もあるだけに、これはありがたいです。

 さらにありがたいことには、もし紛失しても、届ければ再発行ができるということ。
 なくしやすいアイテムだけに、今までは相当気を付けていましたが、これで安心です。

 それからイオカード機能が付いていて、定期区間外の駅でもそのまま改札を通過すれば自動的に精算できること。わざわざ自動精算機の前で並ぶ必要がなくなり、乗り換えもスピードアップ。

 このようにいいことづくめのSuica。愛用させていただいてます。
 1つ残念なことは、Suica登場の結果、在来のイオカードの発売が縮小されたこと。
 特に新車導入や列車の引退のときなど記念のイオカードが必ずと言ってよいほど発売されていましたが、これらを全く見かけなくなりました。山手線の新型車両のときは記念のSuicaが出ていましたが、デポジット料500円出して持っていても使わなければ全く意味がないし。
 それから友人にいわせると、在来線が事故で不通になったときに新幹線を利用できないこと。新幹線の自動改札はSuica対応ではないので、乗るときには在来線の運賃まで払わなければならない。ということでその友人はいまだに裏が黒の定期券を使っています。

 定期入れには硬いカードが3枚入りました。1枚はSuica定期券、1枚はEdyカード、もう1枚は社員証です。社員証はドアの出入りのセキュリティーチェックに使いますが、隣りの会社がSuicaと同様のタッチ式に代わったというのに、当社のはカードリーダー式をまだ使っていて、取り出すのが少々面倒です。近々これもタッチ式に改良するそうですが....。


10月3日

 台風がやってきました。
 台風が来るのは毎年のことなのですが、今回は事情が違ったようです。

 何でも「関東に来る台風としては戦後最大級」との宣伝文句。
 中心付近の最大風速は40m。九州や沖縄に来る台風ならばごく普通ではあるそうですが。
 この脅し文句に恐れをなした会社は、関東東海地区の全社員に14:00退社の指示を出しました。
 この日は行きの電車は人身事故で遅れるし、帰りは早く帰れるし、何だかおかしいです。

 ともあれ、早く帰れてラッキー、などと子供じみたせりふをはきながら、
 本屋に立ち寄ったりして時間を適当につぶします。
 それでも夕方になったらさすがに電車に乗り込みました。止まらないうちに早く帰ろう。

 台風が川崎市付近に上陸したのは20時過ぎ。それからわずか2時間、あっという間に北関東へ北上しました。
 21:00過ぎた辺りから猛烈な風が襲ってきました。家ががたがたと地震のように揺れます。
 しかし、わずか30分で風は収まりました。
 外に出ると、あちこちで木の葉が散らばっています。未熟な柿の実も落ちています。
 客の少ない東北線の電車が立ち往生していましたが、やがて動き出しました。

 翌朝は台風一家(常套文句)の秋晴れ。
 会社では避難勧告にもかかわらず仕事を続けていた強者もあったようで、「いつもの通り仕事をしていつもの時間に帰ったら、ちょうど止まっていた電車が動き出して、ゆっくり寝て帰れた」とか言っています。
 期末の最終締めもこの騒動で1日延期されたし、なかなかできない経験ではありましたね。

BACK道の果ら バックナンバーへ
TOPトップへ戻る