メゾン 道の果て

えんぷつ 週観 道の果てから

12月31日

 毎年のように年賀状書きに追われ、小掃除(大ではなく)を終えて、
 慌ただしくも大晦日を迎えます。

 さて、今年も身の回りに起こったベスト5を挙げますと....

・1月 ついに携帯電話購入。
・2月 うたうた会第2回ステージ出場。
・5月 紀伊半島一周ツアー。
・6月 ワールドカップのお祭りを見に行った。
・8月 スルッとKANSAIツアー。

 どちらかというと上半期がやや変化に富んだようです。特に6月のワールドカップ。これは北朝鮮問題やノーベル賞やタマちゃんが束になってもかなわないニュースでしたね。個人的には。下半期は仕事に追われてばて気味、という1年でした。
 次点は「アメフト観戦」「会社で遠足」などいくつかあって、そういえばこんなことあったなあと、思い起こさせました。
 来年はまた大変な年になりそうです。主任クラス昇格の件とか、会社の移転とか、またプライベートな場面でも一層多忙な動きの気配。悩んでも仕方がないので、またとない正月9連休だからこそ横になって空でも眺めて心を空にして。....で何か言いましたっけ。


12月24日

 今年もクリスマスとは縁がありません。

 さて、12月1日といえば、東北新幹線の八戸延伸開業の日ですが、
 その同じ日に、首都圏でも新しい路線が1本延伸開業しています。
 臨海高速鉄道りんかい線、天王洲アイル〜大崎間がそれです。
 そして埼京線電車が恵比寿から大崎を通ってりんかい線に直通運転を始めました。
 埼玉県民の筆者にとっては、「湘南新宿ライン」系統に続いてまたしても朗報です。
 何たって埼玉県から乗り換えなしでお台場や天王洲アイルに行けるようになったのですから。

大崎駅に乗り入れたりんかい線70系電車。
記念撮影する人も多い。

 新幹線で八戸に行く暇も気力もない筆者ですが、手近なりんかい線は早速押さえておきます。
 埼京線に乗ると、快速電車が「新木場」の表示を出して入ってきます。
 すれ違う電車を見ると、今までの埼京線用車両だけでなく、臨海高速持ちの青い帯の電車も時々やってきます。どれも同じ形と色で面白味の少なかった埼京線電車も、新顔の登場で魅力が増えました。
 恵比寿を過ぎ、次は大崎に停車。大崎駅は今回のりんかい線開業で15両用ホームが2面4線つくられ、「湘南新宿ライン」系統の直通電車も止められるようになりました。
 大崎を出て間もなく地下に入ります。トンネルをカーブしながら大井町、品川シーサイド、天王洲アイルと止まります。特にこれといって特徴はなく、ただひたすらトンネルの中を走ります。
 新駅の品川シーサイドに降り、外に出ると、そこには大きなショッピングセンターがありました。近くには割合古くからある団地が。都心近くのロケーションながら、生活感があふれていました。

 埼京線には車体に派手に広告を貼り付けた電車が走り出しています。(写真下、新宿にて)スポンサーはフジテレビ。フジテレビ=お台場、だけに「この電車にのればお台場まで連れていってくれる」という強力なアピールとなって開業効果を一層盛り上げています。果たして何人の埼玉県民がこのルートでお台場に行くことでしょう。


12月19日

 今年も早いものであとわずか。
 12月に入って、公私共々大変多忙な毎日となっています。
 会社業務も相変わらず追いかけ回されている状態ですが、
 これに加えてスポーツや音楽のイベントが連発で入っています。

 まず1日のラグビー早明戦に始まり、次の土曜日7日はギター部の演奏会のビデオ撮影。
 翌8日は後輩の出演するピアノの発表会。次の13日夜から14日朝にかけて合唱団の終夜打ち上げ。
 15日もセミナーで1日外出。休む暇もありません。
 そして今週は16日に会社の忘年会、17日にアメフトの決勝戦(東京スーパーボウル)、
 18日と本日19日は声楽リサイタルのお誘いが2件連続、といった調子です。

 こうしてみると今月は音楽絡みのイベントが多いです。
 この1ヶ月、アマチュアからプロフェッショナルまで様々な音楽を聴く機会がありました。
 声楽リサイタルではその深みのある歌声にただひたすら感動し、
 音楽教室の発表会では、素人が一生懸命演奏している姿に共感を覚えました。
 レベルの違いこそあれ、音楽は人の心をつないでゆくのだということを改めて思いました。

 本当は13日には大学の合唱団の定演があったのですが、こちらは残念なことに仕事の都合で聴くことができませんでした。今週は仕事は少しは減るかと思いきや、逆にたまる一方です。
 次は念願の3連休のはずですが、会社業務積み残しの処理で空しく消えていきそうな気配です....。


12月11日

 讃岐うどんのお話。
 最近、関東地方では讃岐うどんが大ブームになっています。
 都内でもあちこちに讃岐うどんの店がオープンし、客を集めています。
 そんな中、いつも利用している上野駅改札内にも讃岐うどんの店がオープンしました。

 ここは以前は丼物系の食堂(だったと思う、記憶曖昧)が入っていたのですが、
 ブームに乗って改装し、新たに讃岐うどんの店としてオープンすることになりました。
 本場香川県ではおなじみのセルフサービスの形態です。
 自称麺類研究家、讃岐うどん狂の筆者も、早速入ってみました。

 店内に入ろうとすると、目の前には長蛇の列が....。
 店が狭いので、席が空くまでオーダーを待っているのです。
 待つこと約5分。ようやく順番が回ってきました。
 基本メニューは素うどん、釜揚げ、ざる、カレー、玉子入りなど8種類からセレクトします。本場ならではのぶっかけうどんというメニューもあります。麺の上にだししょうゆをかけ、わかめとレモンを和えています。通常の立ち食いそばと同じ要領で店員さんが盛り付けます。
 続いて盛り付けのされたどんぶりを持ってトッピングを選びます。天ぷらを中心に十数種類から選び、各自でどんぶりに盛り付けます。この後会計。ぶっかけ並+ごぼう天で490円でした。

 食べての感想。さすがは讃岐です。麺のこしの強さ、味付け、申し分ないです。
 ただし、並盛りでも量が少なく物足りないです。大盛りか、または別売りのおにぎり、いなりを足してようやく満足、といったところでしょうか。それから本場に比べて値段が高い。天ぷらが軒並み150〜200円とは。さすがはショバ代の高い東京です。あとはかつお節やねぎは無料で自由盛り付けにしてほしい。
 でも本場のセルフ讃岐が東京で食べられるので、これから時々通ってしまいそうです。


12月4日

 日曜日に、友人と4人でラグビー早明戦を見に行きました。
 早明戦といえば、かつてはチケットが入手困難なほど人気が高いことで有名でしたが、
 今は以前よりはチケットは入手しやすくなっています。
 それでも国立競技場は何万という数の観客で埋め尽くされています。
 アメフトXリーグの試合よりもはるかに熱気を感じさせます。

 当日はあいにくの冬の雨。寒さに震えながらの観戦になりました。
 今シーズンは早稲田が圧倒的な力を見せつけています。
 そしてこの試合も24-0の大差で早稲田の勝利となりました。
 明治にも絶好のチャンスは訪れたのですが....。あと1歩で得点できず、残念です。

 しかし、観客席はというと、毎度のことながら明治の応援の方が優勢です。
 割合にして早稲田3に対し明治7、くらいでしょうか。
 校歌を歌うと大合唱になって響くのは明治の校歌。
 応援用の小旗も、早稲田のエンジと黒よりも明治の紫紺ストライプが目に付きます。
 観客席の一角に、紫紺ストライプのタイツを着込んだ謎の集団がいました。
 明治にチャンスが訪れると大声で騒ぎ、肩組んで合唱する。
 これぞ明治魂の真髄を見ました(笑)。

 早明戦にはもう1つの忘れてはならないイベントがあります。
 それは、その夜に新宿歌舞伎町、コマ劇場前にて繰り広げられるお祭り。
 勝てば祝い酒、負ければやけ酒、新宿界隈で一杯飲んだ学生達が集結して、小旗を振って大騒ぎです。

 試合終了3時間後の18:40時点では、腕章を付けた大学当局関係者が警戒している程度で、静かです。
 これが19時を過ぎるあたりから少しずつ人が集まり始めます。みんな仲間を求めている眼をしています。
 19:30を過ぎると付近一帯が旗を持った両校の学生でいっぱいになります。
 そしてお祭りが始まります。
 「おお明治!その名ぞわれらが母校」
 その合唱は散発的に始まり、瞬く間に拡大。
 肩車をしたり、胴上げをしている人たちもいます。
 警備に当たっていた大学関係者も手が出せない様子です。
 一方ではカラオケ店の呼び込みと大学当局が激しい言い争いをしています。営業妨害だとか言っているのでしょうか。

 僕が学生の頃は交通標識や公園の木によじ登って木の枝を丸裸にしたり、早稲田と明治の学生が殴り合いのけんかをしたり、劇場のひさしで全裸で踊ったりと、天下の歌舞伎町を無法地帯にしていましたが、警備が厳しくなったのか、昨今ではおとなしくなってきているようです。
 毎年12月の第1日曜日の伝統はしっかり受け継がれていますが、ちょっぴり残念とも思ってしまう。

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