メゾン 道の果て

えんぷつ 週観 道の果てから

12月31日

 今年もいろいろなことがありました。
 とりわけ印象に残っているのは「鉄道事故が目立った」ということ。宿毛、竹ノ塚、そして決して忘れることのできない尼崎、年末になって山形県でも突風による転覆で死者が出ています。改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、こうした事故が2度と起こらないよう、徹底した原因究明と対策の実行を求めます。

 さて、身の回りの思い出深い出来事を今年も5つほど....

・1〜11月 大学合唱団の50周年記念誌の編集に参加したこと。
・4月〜 減量に挑戦したこと。
・5月 九州フォローアップツアー。(*リンク先は準備中)
・9月 道東ツアー。
・12月 胃内視鏡検査の受診。

 まず、健康絡みのイベントが多かったです。急速に太ったのを危惧して4月からダイエットを開始。もちろん現在も続けていますが、体重の減少ペースが鈍ってモチベーションが下がっています。それでも最初に比べて6.5kgの減量を達成しましたが、おなかが出ているのはなかなか引っ込まず、困っています。
 10月には35歳精密検診を受け、ここで胃に異常が見つかり、つい先日内視鏡を飲んで検査しています。これが今年の自分にとって最大のイベントだったかもしれません。他にも心臓の24時間測定をしたりなど、自分の健康について改めて見直す機会になったと思います。
 次に合唱団の50周年記念イベント関連。記念誌の編集作業は1年の長きに渡りました。11月20日の祝賀会も無事に終わり、記念誌も配ることができました。違う世代の人と交流したことで、本当に良い経験になったと思います。
 旅行も大小数々出かけました。今年の目標「今だからできることを、今やってみる。」の通り、あちこち走って歩いて、いろいろなものを見てきました。今まで行くことのなかった近場にも素晴らしい景色が数々あり、改めて近場旅行を見直した次第です。近場といえばもう1つ、大学時代の先輩と何度か巨人戦を見に行くようになったのもありました。
 他にも、6月に光通信導入、9月のメールアドレス変更、12月には新型パソコン導入と、ネット環境も着々グレードアップしています。会社でもパソコンが入れ替わりました。8月の知人の水難事故死は、生命の危機というのがすぐそこにあることに気付かされました。

 さて来年のテーマですが、
「ゆとり」
 の一言に決めました。
 尼崎の脱線転覆事故も、ゆとりのなさが背景にあったといわれています。自分自身を振り返っても、朝から晩までよく走り回っている。緊張感が続く一方で、これが体に悪影響を与えているかもしれない。胃の検査を受けたことを機会に、あらゆる物事をゆとりを持って見つめよう、スケジュールも余裕を持って動こう、との決意です。ともあれ、来年もよろしくお願いいたします。


12月26日

 とうとう、来てほしくなかった日がやってきました。
 胃の内視鏡検査の日です。
 周囲の人に聞いた話では、胃の中にファイバースコープを突っ込まれ、相当気持ち悪くなるらしい。
 でも受けておかないと、胃の少しちくちくした痛みも治まらないし、もう後には引けません。
 事前に診療がどのように進められるのかをネットで調べたりしましたが(関連サイト)、
 見るほどにかえって不安がつのります。

 当日、意を決して、病院への道を歩きます。
 受付を済ませた後、しばらく順番が来るのを待ちます。この間にも先に待っていた人が1人、また1人と減っていき、いつ声がかかるのか少しびくびくしています。

 30分ほどして、ついに自分の番が回ってきました。
 まずは診療着に着替えた後、先日のバリウムを飲んだときと同じように痛い注射をうたれます。それでも先日ほどは痛くない感じです、担当医によって当たり外れがあるのか。
 次に「胃の中をきれいにする薬」と言われて、ヨーグルト様の液体を1かけら飲みます。
 その次に出されるのが透明粘液状の麻酔薬。これを口に含み、のどの奥にためて10分ほど待ちます。
 1分ほどするとのどの感覚が麻痺してきます。慣れないせいか、途中で少し気分が悪くなって、5分くらいで出してしまいます。これで検査を受けられるのか、ますます不安になってきました。

 内視鏡室からお呼びかかかります。
 手術室のような広い部屋に大きなベッド、大掛かりな検査機器の数々、ベッドの横には4人の医師と看護師。
 この状態でベッドに横に寝かされます。まさにまな板の上の魚の状態。
 最後の準備として、のどに麻酔薬のスプレーを吹きかけられます。
 そして、内視鏡のファイバーをかみ切らないようにする、マウスピースを口にくわえて、
 うっ、気持ち悪くなってマウスピースを吐き出します。
 このまま検査を中止して帰ろうかとも思いましたが、もう一度口にくわえ、
 内視鏡を受け入れます。
 先端がのどを通過し、食道に押し込まれます。想像していたよりかなり太いファイバー。
 「うう...う゛ぅ゛ぅ゛..」
 うめき声を上げ、気持ち悪さで何度も吐きそうに、というか、動作が吐いている。
 でも朝食を抜いてこれ以上吐くものがないので、何も出てこない。
 「声を出しますと、のどを傷めますので..」
 黒いファイバーには先端からの長さが40cm,50cmと書かれていて、どれくらい入ったかが分かります。
 80cmくらい入ったところで、「ただいま十二指腸をみています」
 少し戻して、「組織を取ります」。
 内視鏡には本体からの操作で簡単な手術やサンプルの摘出をができるようになっています。摘出作業の痛みは全く感じませんが、それでも苦しい、早く終わって欲しい。
 摘出が終わると30cm,20cmと少しずつファイバーが抜かれ、ようやく検査が終わりました。
 この間約10分。長くない時間でしたが、これほどにまで苦しい10分間は他になかった。
 後でファイバーの太さがどのくらいかたずねたところ、
 「直径9mm」
 とのことでした。道理で太く見える訳です。
 太さ6.5mmのものもあるが、真っ暗な胃の内部を明るく照らし確実に診断するのには光源が2本あるケーブルが望ましいということで9mmのファイバーを使っているそうで。

 検査終了後、トローチを2錠渡されます。1つはその場で、もう1つは1時間後に口に含みます。
 組織(ポリープ)を除去したので、当日は刺激のある食事は避けておとなしく過ごします。
 結果が分かるのは年が明けてからになりますが、検査前と比べて胃の痛みが収まったようで、やはり受けておいて良かったと思います。それにしても早く次世代型の、手術も可能なカプセル内視鏡が実現してほしい。


12月18日

 季節の変わり目。気温が急に変わったりすると、人も風邪を引いたり機械も故障したりしやすくなります。
 先日は20年来使っていたラジカセが故障し、FM放送がタイマー留守録できなくなってしまいました。
 修理に出しても、20年前の製品は部品も保管していない状態で修理不能とされて返ってきました。
 このまま自宅に置いていても仕方がないので、廃棄処分することにしました。

 地元自治体が運営する「蓮田白岡環境センター」に、今回廃棄するラジカセとCDラジカセ各1台、電子タイプライター1台を、車に積んで持ち込みます。これらはいずれも製造から20年以上経過し、故障したか最近全く使っていない状態で、廃棄することにした機械達です。環境センターは平日と特定の土曜日しか開いていなく、土曜日は混雑するとのことなので、合唱団の演奏会対応ついでに平日休みを取って持ち込むことにします。
 町外れのセンターに車で入ります。入ってすぐに車の重量を測る計量機があり、そこに受付があります。計量機の上に車を止めて降り、受付で手続きをします。住所は蓮田市と白岡町の欄しかなく、地元自治体の在住者だけが利用できる仕組みです。車両の重量は「1260kg」と表示されています。
 続いて車を処分場の場内に移動させます。受付から続くスロープを登ると、その先に大きな扉が見え、車を手前で停止させると自動で開きます。その先では係員の指示で車を移動させ、今回の持ち込み品を台車に降ろします。その横では清掃車が出入りし、ピットに膨大な量のゴミを落としていきます。かなり騒々しい環境です。
 折り返してスロープを降り、帰りにもう1度計量機の上に車を止めて受付に行きます。行き帰りの重量の差で所定の料金(10kgあたり90円)を払うシステムです。帰りは「1250kg」。10kgの差なので料金は90円です。
 持ち込み手続きのまとめ(環境センターのページ)

 20年使って愛着を感じた機械と別れるのは少し惜しかったですが、これで少しは自宅のスペースが広くなったはずです。機械が環境センターを通ることで無事に輪廻転生し、新しい製品の一部となって生まれ変わることを祈って。
 ちなみにラジカセの後継ですが、11月に新しくオープンしたコジマ春日部店のチラシに「CDMDラジカセ17,800円」とあるのを目ざとく見付け、自転車で買いに出かけました。普通の店では特別価格でも21,000円以下になることはなく、よほどラッキーな買い物だったのかもしれません。26日から早速活動を開始しています。


12月14日

 新型パソコンを購入しました。
 今まで使っていた、3台目のデスクトップパソコンを購入したのが、かれこれ5年前のこと
 最初は1分で起動する、とスピードアップを喜んでいたのですが、
 ウィルス対策ソフトを入れ、高速回線や光回線対応にして、とやっているうちに起動スピードが遅くなり、最近パーソナルファイアウォールを入れたら、起動するのに10分もかかる始末に。自動アップデートが入ると30分もかかるような状態で、いらいら感がピークに達していました。さすがに5年も使ったことだし、買い替えを決意しました。

 今回も富士通のパソコンを購入しました。今回は量販店でなく、ネット通販のルートとしました。カスタムメイドの本体のみ、ディスプレイなしモデルとし、約73,000円で購入しました。
 購入手続きをしたのは12月1日。それから8日後の9日、ついに本体一式が自宅に配送されてきました。
 早速その日のうちにセットアップと接続テスト。ディスプレイは在来機のものを借りて、ひとまず順調につながることを確認しました。CPUクロック数は在来機の6倍以上。何より、再び1分で起動できるようになったのが喜ばしいです。

 週末になった翌10日、ディスプレイを買いに出かけます。今回、ディスプレイは中古品を購入することにしました。とにかく映ればよいので、軽いけれど高価な液晶タイプとかは必要ありません。最も手頃な15インチCRTを求め、近所のハードオフを数軒、車で回ります。
 ところが、意外にも15インチはハードオフでも数が少なく、主流は17インチのようです。それでも値段はジャンク扱いで約3,000〜5,000円と、驚くほど安いです。
 3軒目のお店で、求めていた15インチをようやく発見。しかも富士通製。一応、本体とメーカーを揃えることができました。しかもお値段は何と、1,000円!!液晶ディスプレイを新品で買うと最低でも2万円台することを考えると、ウルトラ級の安さてす。
 あとはフロッピードライブが付いていなかったので、IOデータ製のUSBフロッピードライブをヨドバシカメラにて4,280円で購入しました。
 これらをひっくるめて今回の新型パソコンに投資した金額はしめて、約7万9千円。
 とりわけディスプレイを1,000円で入手できたのが効いています。しかも豊富なソフトが付いてこの価格。普通にセット買いすれば10万は軽く超えてしまいます。こだわりを捨てて実用一本に絞れば、こんなに安く買える訳で。

 さて今回の新型機は4台目となるのですが、入れ替わりで今までネットに接続していた3号機が今後オフラインとなり、ホームページの更新や写真の保管などに使う予定です。現在ホームページ更新に用いているノートの2号機が、突然電源が落ちたりなどトラブルが頻発しているので、来年早々、しばらく使っていない1号機とともに引退予定。4台揃って居間に並ぶのはこの1ヶ月限りです。


12月6日

 24時間携帯心電図検査を受けました。
 先月、35歳検診の結果として胃部内視鏡検査を受けることを書いたのですが、
 実はもう1つ、心電図についても、一定時間内の心拍数が少ないということで、追加検査をすることになっていたのです。
 別段心臓が弱い訳ではありません。毎週自転車で20km走っているくらいですから強い方だと自負していますし、医師の説明では持久力のある人は心拍数が少なく出るとのことなので、まずは軽い気持ちで受けてみます。

 川崎にある会社直営の病院に行き、検査器具を装着します。
 本体はヘッドホンステレオくらいの大きさで、腰にベルトで結び付けます。
 この本体から5本のコードが延びています。先端はUSBプラグみたいな形になっていて、これを上半身5ヶ所にテープで貼り付けます。
 装着は10分足らずで終わります。これから24時間、検査器具を装着した状態で生活します。
 電車に乗り、仕事をして、食事をして、寝て起きて、といった生活はいつもの通り進めてもらいます。
 最初こそ少し違和感がありますが、慣れれば検査器具本体を見せびらかしたり。
 ただ、1日の生活を細かく、添付のカードに記入していくのが大きな違いです。
 カードには時間を記入する欄、その横に動作状況欄があり、運動,起床睡眠,休憩,食事や飲酒,乗り物,トイレ(大小)のイベントごとにチェックを入れます。その横には胸が痛かったり、動悸息切れなどを感じたときに記すチェック欄、備考欄があります。時間は正確に記入します。なにしろ相手は機械、正直ですから。あと、電子機器なので入浴ができません。それ以外はいつも通りの生活をしていきます。
 機器を付けたまま帰宅し、食事し、自宅のパソコンに向かい、機器と一緒にお布団に入ります。
 翌朝も機器を付けたまま着替え、朝ラッシュの電車に揺られて出勤、いつも通りの仕事をします。
 そして24時間を迎え、再び川崎の病院に出張し、ここで機器を外して返却します。
 特に異常はなく、いつも通り順調に過ごせたのですが、検査は外部に依頼するようで、結果が分かるのはまた先になりそうです。これで自分の心臓の強さが証明できるとよいですが....。

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